てんかん Minds版やさしい解説

てんかんとは


てんかんとは、大脳の表面を覆っている皮質という部分の神経細胞が過剰に興奮することで、突発的意識障害けいれんなどの症状が繰り返し起こる状態を指します。

脳の病気が原因となっている場合もあれば、脳に異常がなくても起きることがあり、多様な原因によることが知られています。


てんかんの種類は大きく2つに分けられ、原因不明な特発性てんかんと、頭部の外傷、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、アルツハイマー病、出生時の仮死状態や低酸素などが原因で、脳に何らかの障害があることによって起きる症候性てんかんがあります。

てんかん患者さんの年齢層は、赤ちゃんから65歳以上の高齢者まで幅広く、日本における患者さんの数は、約100万人いるといわれています*1
神経系の疾患では、アルツハイマー病や睡眠障害に次いで多い疾患です。
*1日本神経学会てんかん治療ガイドライン作成委員会:てんかん治療ガイドライン2010.医学書院,東京,2010より.


 神経系疾患における患者数の年齢別グラフ〔2011年〕
部位別の女性がん罹患者数〔2008年〕
出典: 政府統計の総合窓口(e-Stat):平成23年患者調査 平成23年10月, 上巻第63表 総患者数,性・年齢階級×傷病小分類別, Ⅵ 神経系の疾患、より作成


 

 
 
 
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