乳癌 Minds版やさしい解説
乳がんはどのように進行するの?
がんは、放っておくと進行し、広がったり、ほかの臓器に転移したりします。
特に乳がんでは、乳房の近くにあるリンパ節に転移すると、ほかの臓器へがん細胞が運ばれる危険があります。
乳がんの進行の度合いは、がんの大きさや広がり方、リンパ節やほかの臓器への転移の状態によって、進行度[ステージ]という段階で表されています。
ステージを知ることは、どのような治療を行うかを決め、治療によってどの程度治せるかなどを予測するために重要です。
特に乳がんでは、乳房の近くにあるリンパ節に転移すると、ほかの臓器へがん細胞が運ばれる危険があります。
乳がんの進行の度合いは、がんの大きさや広がり方、リンパ節やほかの臓器への転移の状態によって、進行度[ステージ]という段階で表されています。
ステージを知ることは、どのような治療を行うかを決め、治療によってどの程度治せるかなどを予測するために重要です。
表3・乳がんのステージ
出典:日本乳癌学会編.臨床・病理 乳癌取扱い規約 2008年9月【第16版】.金原出版 より作成
進行度 [ステージ] |
0期 |
がんの大きさが非常に小さく、がんが乳腺内にとどまっている | |
I期 |
がんの大きさは2cm以下でわきの下のリンパ節に転移していない | ||
II期 |
A |
がんは2cmより大きく5cm以下で、リンパ節には転移していない または、がんは2cm以下で、わきの下のリンパ節に転移している |
|
B |
がんは5cmより大きいが、リンパ節には転移していない または、がんは2cmより大きく5cm以下で、わきの下のリンパ節に転移している |
||
III期 |
A |
がんは2cm以下で、わきの下や胸骨の内側のリンパ節に転移があり、リンパ節同士または周りの組織にくっついている または、がんは大きさが5cmより大きく、わきの下あるいは胸骨の内側のリンパ節への転移がある |
|
B |
がんの大きさ、わきの下のリンパ節への転移に関係なく、がんが胸壁に広がっていたり、皮膚がただれたりむくんでいる | ||
C |
がんの大きさは関係なく、わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節に転移している または鎖骨の上下にあるリンパ節に転移がある |
||
IV期 |
がんが骨や肺、肝臓、脳など乳房以外の部位に転移している |
治療によっていったん乳がんを取り除いても、再び乳がんが発生する場合があります。
これを「再発」といいます。
これを「再発」といいます。
図3・乳房のつくり

