有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

文献ID:S0030666 PMID: 12020110

著者

Auvin A/Määttänen L/Stenman UH/Tammela T/Rannikko S/Aro J/Juusela H/Hakama M

出典: Cancer Causes Control/ 13巻, 3号, 279-85頁/ 発行年 2002年

文献番号

70

AF

4

研究方法

モデル解析

検査法

PSA検診

対象数

ERSPCの枠組み内でのFinlandにおける検診群参加者10,308人より発見された前立腺がん292人。

対象集団の特性

フィンランド(ヘルシンキ・タンペレ周辺)在住の55・59・63・67歳。

対象集団の設定条件

1996-1997年にERSPCの検診介入群に選ばれ実際に受けた10,308人、うち前立腺がん292人発見。

検診群における受診率・要精検率

68.7%(10,308人/15,000人)

評価指標

罹患率(年齢調整、年齢・コホート調整)・リードタイム

評価指標の把握

がん登録(Finnish Cancer Registry)

結果

1996-1997年に検診介入群で前立腺がん292人(55歳41人、59歳75人、63歳76人、67歳100人)発見された。1)年齢調整モデル 2)年齢+コホート調整モデルにより、累積発見が観察群と同数に達するまでの時間をリードタイムとして解析した。全年齢で 1)7.21年(95%CI:6.59-7.79) 2)4.66年(95%CI:4.35-4.97)であった。

不利益

リードタイムバイアス(上記)

研究全般に関するコメント

1)RCTの結果をもとにしたモデル解析。リードタイムをProstate cancer screening trialで初回に発見されたがんと同数のがんが発見されるまでの期間と定義している。累積数のみで病期は検討していない。
2)前臨床期(DPCP=detectable, preclinical phase)を10-14年とし、その中間点で前立腺がんが発見されたとしている。

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