有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
文献ID:S0024476
PMID:
15695622
AF
1, 3
研究方法
コホート研究
Phase II
検診方法
低線量CTおよび喀痰細胞診、1年に1回5年間。最初に肺機能と採血(DNA解析用)。
対象数
1520人
対象集団の特性
50歳以上、BI 400以上、男性788、女性732
対象集団の設定条件
地区の新聞、TVでリクルート
評価指標
発見率など
評価指標の把握
医療記録
結果
74%の受診者に3,356個の結節検出。肺癌はInterval case3例を含んで68例。Incidenceの非小細胞癌28例中17例61%がI期、肺癌死亡率は1,000人年あたり1.6、MLPと比較するために50歳以上男性に限定するとMLPが1,000人年あたり2.0・LDCTは2.8で有意差はない。
不利益
過剰精査
研究全般に関するコメント
死亡率をMLPと比較しているが、喫煙補正等がなされているかどうか不明。4年しか追跡していないので死亡率を解析するには短すぎる。
元々半数がMayo clinicの患者を対象にしており、診断は正しいと思っているようだ。48例が死亡。肺がん死9例。術後死亡は1例。Prevrence cancerを除いた全死因死亡は6.0/1,000人年、肺がん死亡率は1.6/1,000人年。
Incidenceの死亡率はMLPと同じ2.8 vs 2.0。またincidenceとMLPのstage分布を比較し、stage Iは47% vs 41%で差がないとしているが、stage Ibがなくなり、明らかに発見腫瘍径は小さくなっている。
参考文献
60 Swensen SJ, et al.(2002)