有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
文献ID:S0024459
AF
4
研究方法
実効線量(実効線量当量)を算出し、診断件数に基づいて、臓器別に積和により算出。
検診方法
X線検査
対象数
記載なし
対象集団の特性
ファントム実験
対象集団の設定条件
ファントム実験
評価指標
被曝線量
評価指標の把握
線量測定
結果
X線診断によって国民1人当たりが1年間に受けた実効線量当量は1.47mSv、実効線量は1.82mSvであった。この値は、日本における自然放射線源による国民1人当たりの実効線量当量1.43mSvとほぼ同値である。年齢別では、60-74歳の寄与が最大。1人当たり5.9mSv。15-29歳群の約4倍。
不利益
X線被曝
研究全般に関するコメント
基礎データの算出。X線診断による実効線量を算出して不利益となるか否かをみている。自然放射線源による国民1人当たりの実効線量当量は1.43mSvで、X線診断による国民1人当たりの実効線量当量は1.47mSvと、ほぼ同じであり、不利益はない。