有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
文献ID:S0024416
PMID:
11720469
AF
1
研究方法
症例対照研究
検診方法
胸部X線、高リスク群には喀痰細胞診
対象数
ケース群174/コントロール群801
対象集団の特性
症例男性149人、女性25人 40-79歳。
男性は症例・対照とも喫煙指数400以上、女性は400未満。
診断前12ヶ月以内のがん検診受診者割合は、症例の35%、対照の56%。
対象集団の設定条件
新潟県、国保加入者
評価指標
肺がん死亡のオッズ比
評価指標の把握
死亡診断書と地域がん登録
結果
診断前12ヶ月以内に肺がん検診受診のオッズ比 0.40(0.27-0.59)、診断前12-24ヶ月以内の検診受診のオッズ比 1.42(0.63-3.17)。
不利益
記載なし
研究全般に関するコメント
対象集団がよく定義され、症例と対照の検診受診のチャンスも等しいと思われる。しかし、有症状で検診を受診したか否かについては不明であり、胸部X線と喀痰細胞診のいずれかで発見されたか不明。
検診受診者のセレクションバイアスは、症例対照研究の常として未解決。