有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン

文献ID:S0016522 PMID: 8276715

著者

Hiwatashi N/Morimoto T/Fukao A/Sato H/Sugahara N/Hisamichi S/Toyota T

出典: Jpn J Cancer Res/ 84巻, 1110-2頁/ 発行年 1993年

方法

便潜血検査免疫法

AF(Analytic Framework)

1

研究方法

症例対照研究

検診方法

guaiac test(3日法),RPHA,latex法(2日法または3日法)

対象数

症例群:大腸がん死亡例 28人(男性12人,女性16人)
対照群:性,年齢(3歳以内),居住地でマッチングさせた84人

受診率

FOBT受検率 (5年以内) 症例群 25(%) 対照群48(%)

対象集団の特性

最初の検診時に45-69歳

対象集団の設定条件

宮城県北部の13自治体.精検の実施は宮城県対がん協会検診センターでDRE+SIG+BE

評価指標

大腸がんによる死亡リスクの低減

評価指標の把握

保健師による調査,医療機関からの報告,死亡診断書からの調査,がん登録の調査.

結果

3年以内の検診受診歴があると,そうでない場合に比して76%死亡リスクを減少させることができる.(オッズ比0.24,95%CI, 0.08-0.76)

不利益

記載なし

研究全般に関するコメント

以前に大腸がん検診の実施のなかった地域で検診を行い,そのデータをもとに症例対照研究を試みている.母集団,対象集団の性別,年齢別分布なし.対照の詳しい情報は,記載無し.症例の確認は保健師の調査や医療機関からの情報,死亡診断書やがん登録を利用して収集し,ある限定された地域であるので死亡例は漏れなく収集されているように思える.また,診断前に検診受診チャンスがあるかも確認している.対照については,症例と同じ地域から年齢,性を揃えて抽出しているが,検診受診チャンスの考慮は明確でない.また,対がん協会以外の機関で検診を受けていなかったのかの確認もなされていない.これらの因子はバイアスになる可能性がある.

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