(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン

文献ID:S0007675 PMID: 7502136

著者

MacKay M/Fischgrund J/Herkowitz H/et al.

出典: Spine/ 20巻, 16号, 1793-6頁/ 発行年 1995年08月

研究デザイン

4. RCT (Randomized Controlled Trial)

Evidence Level

Level 2

研究施設

ウイリアムビーモント病院整形外科、アメリカ

目的

神経根除圧後の椎弓切除部に遊離脂肪、ゼルフォームの移植および非挿入の3群を形成し、臨床症状に対する影響を検討する。

研究期間

不明

対象患者

初回単一腰椎椎間板摘出術施行例190症例中、最低1年以上後に検診可能であった154症例を対象とした。

症例数

190

追跡率(%)

81.1

介入

54例(20-79平均40歳)に脂肪移植を、50症例(17-63平均38歳)にゼルフォームを、50症例(14-71平均39歳)には何も挿入しなかった。各群でヘルニアの形状、労災適応の比率等に差はなかった。

主要評価項目とそれに用いた統計手法

33症例には術後6ヵ月でMRIを撮像し瘢痕形成を評価した。術後1年で直接検診を行い臨床症状とProloにより提唱されたfunction-economic outcome scoreを算定した。
Kruskal-Wallis one-way analysis varianceで統計処理を行った。

結果

臨床結果では97%の症例が術後改善していたが、臨床症状がgoodとexcellentであったのは83%であった。臨床症状と画像所見(瘢痕形成)で関連はなく、また3群間での瘢痕形成の差もみられなかった。労災適応患者の成績は他と比較し有意に悪かった。

結論

腰椎椎間板摘出術施行後のinterposition membrane の使用は臨床症状と関係ない。

コメント

臨床症状とinterposition membraneの使用が関連しないことは信頼できると思われるが、瘢痕形成の予防についてはMRI 撮像が33例と少なく、また評価基準がややあいまいである。

作成者

渡辺雅彦

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