(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-
文献ID:S0028018
PMID:
17163273
研究デザイン
RCT
エビデンスレベル
レベルII:1つ以上のランダム化比較試験による
対象者(疾患/病態)
胃潰瘍,十二指腸潰瘍
サンプルサイズ
胃潰瘍 143,十二指腸潰瘍 145
セッティング
多施設
追跡率
97.2%
予知因子:介入/要因曝露と対照
Omeprazole 20mg b.i.d.,amoxicillin 750mg b.i.d.,clarithromycin 200mgまたは400mg b.i.d. 7日間の比較
エンドポイント(アウトカム)
除菌率 FFAS,PP
主な結果と結論
OAC療法におけるclarithromycin 200mgまたは400mg b.i.d.の除菌率は81.1%,80.0%と同等だった.
効果指標値(95%信頼区間)
81.1%(74.9-86.3),80.0%(74.9-86.3)
コメント
OACにおけるclarithromycin 200mgまたは400mg b.i.dは同等
Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>
治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 1
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 1
ケアの供給者は盲検化されているか 1
患者は盲検化されているか 0
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 1
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1
総スコア 8
アブストラクトテーブル用記述
Clarithromycinの用量検討のため,Omeprazole 20mg b.i.d.,amoxicillin 750mg b.i.d.,clarithromycin 200mgまたは400mg b.i.d. 7日間の比較がされた。その結果,OAC療法におけるclarithromycin 200mgまたは400mg b.i.d.の除菌率は81.1%,80.0%と同等だった.