(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-
文献ID:S0027969
PMID:
10922420
研究デザイン
RCT
エビデンスレベル
レベルII:1つ以上のランダム化比較試験による
対象者(疾患/病態)
出血性潰瘍 内視鏡治療後
サンプルサイズ
240
セッティング
大学病院
追跡率
70%
予知因子:介入/要因曝露と対照
治療薬:オメプラゾール 8mg/hr 持続72時間
プラセボ
両群 20mg/day 8週間
エンドポイント(アウトカム)
内視鏡後30日以内の再出血
主な結果と結論
手術 死亡 再出血
オメプラゾール群 3人 5人 5人
プラセボ群 9人 12人 24人
P 0.14 0.13 p<0.001
再出血は3日以内でオメプラゾール群で有意に低く,内視鏡治療後の再出血を高用量オメプラゾール群は低下させる.
効果指標値(95%信頼区間)
リスク比:3.71(95%CI: 1.68-8.23)
統計学的解析法:Kaplan-Meier
Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>
治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 1
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 0
適格例の基準が決められているか 0
アウトカムの検査者は盲検化されているか 1
ケアの供給者は盲検化されているか 1
患者は盲検化されているか 1
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 1
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1
総スコア 7
アブストラクトテーブル用記述
出血性潰瘍内視鏡治療後の再出血予防に高用量オメプラゾール静注は有効である.