(旧版)女性下部尿路症状診療ガイドライン

 
4 病態と疾患
要約
中高年女性の下部尿路症状の原因には,加齢,妊娠,出産,骨盤臓器脱,神経疾患,閉経(エストロゲン欠乏)などが関与している。このうち蓄尿症状を呈する病態・疾患として頻度の高いものは,尿路感染症,過活動膀胱,腹圧性尿失禁,骨盤臓器脱,間質性膀胱炎などがあげられる。
一方,排尿症状の原因となるものには,子宮癌,直腸癌手術後の神経因性膀胱,骨盤臓器脱,膀胱頸部閉塞,加齢に伴う排尿筋低活動などがある。病歴から推定できないものは診断が困難であり,可能性のある病態に注意しながら,必要に応じて尿流動態検査などを行う。


 

 
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