(旧版)線維筋痛症診療ガイドライン 2011

 
 
5章 治療
3.精神科的アプローチによる治療の導入

6.精神科による治療の導入と概要
arrow 線維筋痛症の精神医学的評価を行う診療システムにおいては,まず,初診の予約を取るときに「線維筋痛症では非常に高い率で精神疾患を合併しておりその評価が診断・治療において必要であること」を説明し,精神科の予約を最初に取る。精神科を受診したときに,またまったく同じことを説明し,全部で3回診察を行い,精神医学的評価を行う。その結果を,患者およびその家族に説明した後に,線維筋痛症の専門医の診察の予約を取る。精神科における診断を明確にカルテに記載してあるので,それを参考にしながら,線維筋痛症の専門医が診断・治療にあたる。
arrow その後は,様々なパターンがあり,後に詳述するが,線維筋痛症の専門医と連携して治療を進める。その概略図を示す(図1)。

図1
図1  線維筋痛症の精神医学的評価を含む診療システム


 

 
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