(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014
第2章 関節リウマチ診療ガイドライン2014 |
bDMARD(生物学的製剤)4
CQ38 | ゴリムマブはRAの疾患活動性制御に有効か? | |
CQ39 | ゴリムマブはRAの関節破壊制御に有効か? | |
CQ40 | ゴリムマブはRAの機能障害制御に有効か? | |
CQ41 | ゴリムマブはRA患者に使用した際,有害事象による薬剤中止を増加させるか? | |
CQ42 | ゴリムマブはRA患者に使用した際,重篤な有害事象を増加させるか? | |
CQ43 | ゴリムマブはRA患者に使用した際,感染症を増加させるか? | |
CQ44 | ゴリムマブはRA患者に使用した際,死亡を増加させるか? | |
推奨17 | 疾患活動性を有するRA患者に対してゴリムマブ投与を推奨する。ただし個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を決めるべきである。 | |
推奨の強さ:強い 同意度:4.84 |
解説 CQ38〜44
ゴリムマブはわが国で4番目に発売されたTNF阻害薬であり,基本的には先行薬剤と同様のプロファイルを有すると考えられる。bDMARD(生物学的製剤)のなかでの製剤選択および症例選択はいまだ検討中の課題であり,また安全性に関するエビデンスレベルは有効性に関するエビデンスと比べいまだ十分とはいえず,個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を慎重に決定するべきであることを強調したい。
References 1
▶CQ作成時の基本となったシステマティックレビュー
1) | Singh JA, Noorbaloochi S, Singh G. Golimumab for rheumatoid arthritis. Cochrane Database of Systematic Reviews 2010, Issue 1. |
References 2
▶追加解析に用いた文献など