(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014
第2章 関節リウマチ診療ガイドライン2014 |
bDMARD(生物学的製剤)3
CQ31 | アダリムマブはRAの疾患活動性制御に有効か? | |
CQ32 | アダリムマブはRAの関節破壊制御に有効か? | |
CQ33 | アダリムマブはRAの機能障害制御に有効か? | |
CQ34 | アダリムマブはRA患者に使用した際,有害事象による薬剤中止を増加させるか? | |
CQ35 | アダリムマブはRA患者に使用した際,重篤な有害事象を増加させるか? | |
CQ36 | アダリムマブはRA患者に使用した際,感染症を増加させるか? | |
CQ37 | アダリムマブはRA患者に使用した際,死亡を増加させるか? | |
推奨16 | 疾患活動性を有するRA患者に対してアダリムマブ投与を推奨する。ただし個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を決めるべきである。 | |
推奨の強さ:強い 同意度:4.95 |
解説 CQ31〜37
アダリムマブは2008年にわが国で3番目に発売されたTNF阻害薬であり,2013年時点で世界的にすべての薬剤のなかで最も売上高の高い製剤となっている。しかしbDMARD(生物学的製剤)のなかでの製剤選択および症例選択はいまだ検討中の課題であり,また安全性に関するエビデンスレベルは有効性に関するエビデンスと比べいまだ十分とはいえず,個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を慎重に決定するべきであることを強調したい。
References 1
▶CQ作成時の基本となったシステマティックレビュー
1) | Navarro-Sarabia F, Ariza-Ariza R, Hernandez-Cruz B, Villanueva I. Adalimumab for treating rheumatoid arthritis. Cochrane Database of Systematic Reviews 2005, Issue 3. |
References 2
▶追加解析に用いた文献など
1) | なし |