(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014
第2章 関節リウマチ診療ガイドライン2014 |
bDMARD(生物学的製剤)2
CQ24 | エタネルセプトはRAの疾患活動性制御に有効か? | |
CQ25 | エタネルセプトはRAの関節破壊制御に有効か? | |
CQ26 | エタネルセプトはRAの機能障害制御に有効か? | |
CQ27 | エタネルセプトはRA患者に使用した際,有害事象による薬剤中止を増加させるか? | |
CQ28 | エタネルセプトはRA患者に使用した際,重篤な有害事象を増加させるか? | |
CQ29 | エタネルセプトはRA患者に使用した際,感染症を増加させるか? | |
CQ30 | エタネルセプトはRA患者に使用した際,死亡を増加させるか? | |
推奨15 | 疾患活動性を有するRA患者に対してエタネルセプト投与を推奨する。ただし個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を決めるべきである。 | |
推奨の強さ:強い 同意度:4.95 |
解説 CQ24〜30
エタネルセプトはわが国で2番目に発売されたTNF阻害薬であるが,米国では1998年に最初にRAに対して承認を得たbDMARD(生物学的製剤)であり,インフリキシマブ同様最もエビデンスの豊富なbDMARD(生物学的製剤)の1つと考えられる。bDMARD(生物学的製剤)のなかでの製剤選択および症例選択はいまだ検討中の課題であり,また安全性に関するエビデンスレベルは有効性に関するエビデンスと比べいまだ十分とはいえず,個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を慎重に決定するべきであることを強調したい。
References 1
▶CQ作成時の基本となったシステマティックレビュー
References 2
▶追加解析に用いた文献など
1) | なし |