(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014

 

    刊行によせて


東京医科歯科大学名誉教授
宮坂信之

わが国の関節リウマチ(RA)診療ガイドラインは,2004年に出版されたものが最初にして最後であったが,今回,日本リウマチ学会から『関節リウマチ診療ガイドライン2014』が出版されることになった。誠に喜ばしいことである。
 このガイドライン作成のもとになったのは,平成23〜25年度厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等克服研究事業(免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業免疫アレルギー研究分野)指定研究「我が国における関節リウマチ治療の標準化に関する多層的研究」(研究代表者:宮坂信之)のなかで設置された関節リウマチ診療ガイドライン作成分科会(分科会長:山中 寿)での研究成果である。Systematic literature review(SLR)の手法を駆使して,エビデンスの質と強さを分離するGRADEリコメンデーションに基づき,リウマチ専門医,臨床疫学者,医学統計学者,患者代表などからなるメンバーでわが国の診療の実情に合った診療ガイドライン作成を試みた。特筆すべきは,山中分科会長の強力なリーダーシップである。このガイドライン案を骨子として,日本リウマチ学会でパブリックコメントを募り,日本リウマチ学会から『関節リウマチ診療ガイドライン2014』と してこのたび出版されることになった。
 本ガイドラインの出版によってわが国のRA診療の標準化が加速することは,ガイドライン作成に携わった一員として望外の幸せである。

 

 
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