有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

 
III.方法


本ガイドラインは、有効性評価に基づくがん検診ガイドライン作成手順9)に基づいて作成した。その過程は図1に示した。はじめに、がん検診ガイドラインは、対象となるがん検診を選定し、そのAnalytic Framework(以下、AF)に基づき、検討課題を明らかにする。各検討課題に対応した評価を行うため、複数の検索エンジンを用いて文献を収集し、2段階の文献チェックを経て証拠となりうる研究を抽出する。文献チェックは、はじめに抄録のチェックを行い、研究方法別チェック・リストに従い、個別研究の評価を行う。個別研究は検診方法別にエビデンス・テーブルとして統括され、死亡率減少効果を示す証拠のレベルと不利益に基づき、推奨グレードを決定する。この時点でまとめたガイドライン・ドラフトを外部評価や公開フォーラムで検討した上で、最終的な追加・修正を行い、有効性評価に基づくがん検診ガイドラインとして公表する。
今回のガイドライン作成に先立ち、初めに証拠のレベルの再検討を行った。従って、前立腺がん検診のガイドラインの作成に関する詳細は、「2. 対象となる検診方法」以降に記した。


図1 前立腺がん検診ガイドライン作成過程
図1 前立腺がん検診ガイドライン作成過程

 

 
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