(旧版)大腸癌治療ガイドライン医師用 2009年版

 
各論

 

8.大腸癌手術後のサーベイランス


 1) 大腸癌根治度A切除後の再発に関するサーベイランス



 ・  Stage0(pM癌)は,切除断端に癌が陰性であれば,サーベイランスは不要である。ただし,切除断端の評価が困難な場合は,半年〜1年後に大腸内視鏡検査を行い,局所再発の有無を調べる。
 ・  サーベイランス期間は術後5年間を目安とし,術後3年以内はサーベイランス間隔を短めに設定する。
 ・  直腸癌では肺転移再発と局所再発の頻度が高いことに留意する。
 ・  吻合部再発のサーベイランスは術後3年までを目安とする。
 ・  再発の好発部位,発生頻度,治療効果等をレトロスペクティブに検討して導き出されたStageI〜StageIII大腸癌の治癒切除後のサーベイランススケジュールの一例を示す。




●:StageI〜StageIII大腸癌に行う。
○:StageIII大腸癌に行う。StageI〜StageII大腸癌では省略してもよい。
胸部の画像診断:CT検査が望ましいが,胸部単純X線検査でもよい。
腹部の画像診断:CT検査が望ましいが,腹部超音波検査でもよい。


 

 
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