有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
IV.結果
2. 検診方法の証拠
各検診方法別の検査の概要、直接的証拠、間接的証拠、不利益及びその他の要因は以下のとおりである。その他の要因としては、死亡率減少効果を示す研究から示された対象年齢や受診間隔に限定した。各検診方法に関する引用論文については、添付書類4のエビデンス・テーブルとして、その結果をまとめ、その詳細は各文献の構造化要約に示した。さらに、添付書類4のエビデンス・テーブルの結果に基づき、各検診方法別の証拠のレベルを判定した。証拠のレベルの判定は、AFの各段階の研究数をまとめ(表6)、直接的証拠(AF1)による判定を示し、さらに間接的証拠(AF2-8)を採用した場合には、その点を加え、最終的な証拠のレベルを決定した。
表6 肺がん検診の証拠のレベルと根拠となる研究 直接的証拠 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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間接的証拠 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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括弧内は、文献番号、間接的証拠のうち、重複するものは斜体 RCT; Randomized Controlled Trial, CCS; Case-Control Study 直接的証拠の表に示した研究種類別の件数は、各研究の件数を示す。一つの研究で複数の文献が報告されているものがあり、文献数とは一致しない。 |
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