有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

 
III.方法

 
3. 文献検索

現状の診断・治療技術の評価を勘案し、MEDLINE、医学中央雑誌を中心に、1985年1月から2005年7月に至る関連文献を抽出した。この他に、肺がん検診の関連雑誌である、肺癌、日本臨床細胞学会雑誌、日本呼吸器学会雑誌(旧日本胸部疾患学会雑誌)、気管支学、胸部CT検診についてはハンド・サーチを行った。
肺がん検診による死亡率減少効果の評価には直接的、あるいは間接的証拠となりうる論文を採用し、臨床上の診断や治療の効果に関する論文は対象外とした。文献の採用・除外条件は以下のとおりである。ただし、ある検診方法について、除外条件に相当した論文であっても、他に根拠となる文献がない場合などは、採用することもありうる。その判断は、ガイドライン作成委員会やレビュー委員会で協議の上、採否を決定した。

1) 原著のみを対象とし、総説、その他の報告や資料などは除外する。ただし、メタ・アナリシスを含む系統的総括は検討対象とする。
2) 学会等のガイドライン関連の論文、国家機関・学会などの年報、統計集等は除外する。
3) 原則として無症状者を対象として検討したものに限定し、有症状者(外来受診者など)は除外する。
4) 発見率(数)に関する論文は除外する。特定の検診の実施及び未実施群の発見率(数)の比較検討も該当する。
5) 抄録のないものは除外する。

 

 
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ガイドライン解説

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