文献NO |
著者・報告団体 |
発表年 |
検査方法(前処置) |
検査件数 |
偶発症の種類と頻度 |
偶発症による死亡と頻度 |
15 |
厚生労働省(緊急安全情報) |
2003 |
全大腸内視鏡(経口洗腸剤) |
1,772万人 |
腸管穿孔5人、腸閉塞7人 |
腸管穿孔による死亡4人、腸閉塞による死亡1人 |
16 |
大洋薬品工業 |
2003 |
注腸X線検査(大腸検査処置用下剤) |
5,362万人 |
腸閉塞4人 |
死亡1人 |
61 |
Thiis-Evensen, E et al. |
1999 |
S状結腸鏡によりスクリーニング後、全大腸内視鏡検査による精密検査及びポリペクトミー施行。 |
400人 |
水中毒1人 |
なし |
67 |
Atkin WS et al. |
1998 |
軟性S状結腸内視鏡(FS) |
1,749人 |
出血40人(3%)、うち14人はポリペクトミー後で、また生検後の出血で1人。心筋梗塞1人、迷走神経反射1人、下痢の持続1人及び腺腫に対する手術後の死亡1人発生。14%は中等度の痛みを、1.4%は強い痛みを報告。 |
なし |
68 |
Verne JE et al. |
1998 |
軟性S状結腸内視鏡(FS)と便潜血検査化学法(3日) |
FS 582人、FOBT 393人、FS+FOBT群376人 |
FS施行例で偶発症なし |
なし |
69 |
Kewenter J, et al. |
1996 |
軟性S状結腸内視鏡(FS)、全大腸内視鏡(TCS)、注腸、開腹術 |
FS 2,108人、TCS 190人、注腸1,987人、開腹104人 |
内視鏡検査による穿孔1人、polypectomyによる穿孔4人、開腹後の再開腹5人 |
なし |
70 |
Anderson ML, et al. |
2000 |
軟性S状結腸内視鏡(FS)、全大腸内視鏡(TCS)、(ポリペクトミー) |
FS 49,501人、TCS 10,486人 |
FS:穿孔は2人(0.004%)で、うち1人は盲腸が穿孔 TCS:穿孔は20人(0.19%)で、うち12人は診断目的、8人は治療目的 |
FS:死亡なし TCS:2人(0.019%) |
71 |
野崎良一、他 |
2001 |
軟性S状結腸内視鏡(FS)と便潜血検査(FOBT)免疫2日法。 |
FS+FOBTの受診数41,765人、FOBTの受診数195,753人 |
なし |
なし |
72 |
楠山剛紹、他 |
1997 |
注腸X線検査(BE)、S状結腸内視鏡(FS)、全大腸内視鏡(TCS) |
TCS 96,047人、SCS+BE 65,480人、BE 13,265人、生検6,541人 |
TCS(0.011%):穿孔9人、出血2人 SCS+BE(0.0061%):SCSによる穿孔1人、鎮痙剤にいるショック1人、BEによる粘膜下注入2人、BE(0.0075%):検査後心筋梗塞1人、生検(0.0076%):出血5人 |
なし |
73 |
日本消化器内視鏡学会消毒委員会 |
1999 |
大腸内視鏡 |
372施設
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感染なし |
なし |
84 |
金子栄蔵、他 |
2004 |
大腸内視鏡 |
大腸内視鏡2,945,518人 |
2,038人(0.069%) |
死亡26人(0.00088%) 死亡原因:穿孔22人、急性心不全3人、脳梗塞1人 |
91 |
Blakeborough A |
1997 |
注腸X線検査 |
1,470人の全英の放射線科医のうちアンケートに回答した815人の報告による738,216人の検査 |
738,216人の検査で82人の偶発症(0.011%)があり、穿孔が20人、不整脈が22人、敗血症が16人、膣への誤挿入による種々の偶発症が2人である。 |
738,216人の検査で82人(0.0018%)の偶発症があり、うち、13人の死亡例が含まれている。 |
92 |
丸山隆司、他 |
1996 |
注腸X線検査 |
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注腸X線検査による実効線量3.5〜4.7mSv |
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