有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン

 
IV.結果


2.検診方法の証拠

6)注腸X線検査

証拠のレベル:2+

症例対照研究1件が行われているが、明らかな死亡率減少効果を示唆する結果ではない。精度に関する研究も複数行われているが、検診そのものの評価ではない。ただし、AFを構成するAF1の段階は便潜血検査化学法により死亡率減少効果が証明されており、その便潜血検査化学法と比べ注腸X線検査の感度が高いことが推測される。AFを構成する重要な段階で無作為化比較対照試験が行われており、さらに一連の間接的証拠が複数あることから、死亡率減少効果を示す相応の証拠があると判断され、証拠レベルは2+となる。

 

 
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