有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
久道班報告書第3版における評価
平成13年3月に公表された、平成12年度厚生労働省老人保健事業推進費等補助金がん検診の適正化に関する調査研究事業 新たながん検診手法の有効性評価報告書(以下、久道班報告書第3版)7)において、便潜血検査による大腸がん検診の死亡率減少効果を示す十分な証拠があると判定している。同報告書における便潜血検査は、化学法と免疫法は一括して評価されている。現在、市区町村を対象とした老人保健事業では、主として便潜血検査免疫法によるがん検診が行われているが、一部の市区町村、職域、人間ドックなどでは、内視鏡検査を含め、多様な検診が行われている。