(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

 
 
第XIII章 特殊な胆道炎


2. 高齢者の胆道炎
高齢者の定義に関しては,個人,文化,国,などにより様々な定義がされており一定の見解はない。 世界保健機構(WHO)の定義では65歳以上,我が国の老人健康保険の適応は70歳以上,また老年学では前期高齢者が65歳以上,中期高齢者は75歳以上,後期高齢者は85歳以上と細分化されている。 一方,胆道炎の好発年齢は50歳台・60歳台とされており(「第III章/2./Q13.“4F”や“5F”は急性胆嚢炎の発症に関連があるのか?」参照),多くの症例はいわゆる“高齢者”の範疇に入る。 高齢者の胆道炎に関する文献や報告の定義は様々であるが,より高齢で分類することが高齢者特有の病態を把握するために有用と考えられ,本ガイドラインでは75歳以上の胆道炎を「高齢者の胆道炎」と想定する。

 

 
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