(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン
第X章 急性胆嚢炎 -基本的治療-
2. 細菌学的検索と抗菌薬
Q94. 基本的な投与法,投与量,投与経路は?
full doseの抗菌薬を静注投与することが原則である。(推奨度A)
ただし肝腎機能低下時には投与量を減量する必要がある。
セフェム系,ペニシリン系,アミノグリコシド系,カルバペネム系抗菌薬の多くは腎排泄のため,腎障害時には用量を減量する。 「サンフォード感染症治療ガイド2005」32) では,以下の如く提示されている。
成人男性の推定量(女性は×0.85) | |
=腎機能正常者の投与量の% | |
=(140-年齢)(kg単位の理想体重)/(72)(血清クレアチニンmg/dl) | |
男性の理想体重:50.0kg+0.91kg/cm(150cm以上) | |
女性の理想体重:45.5kg+0.91kg/cm(150cm以上) |