(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

 
 
第IX章 急性胆管炎 -診断基準と重症度判定-


4. 画像診断
6)EUS(endoscopic ultrasonography)
胃や十二指腸内腔側から走査するEUSは高周波による近距離走査を可能とし,消化管内のガスや患者の体型に影響されず高い局所分解能を有する。 検査の性格上,急性胆嚢炎の急性期には行われることは少なく,存在診断に関するまとまった報告はない。 成因診断に関しては,体外式超音波検査よりも優れている。 胆嚢結石の存在が疑われるものの体外式超音波検査で結石が描出されない症例でもEUSでは高率に小結石が描出される(レベル4)61,62)。 また悪性疾患との鑑別および悪性疾患の進展度診断にも用いられる(レベル4)63)。合併症が少なく安全に施行可能であるが,侵襲的で苦痛を与える場合がある。

 

 
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