(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

 
 
第VIII章 急性胆管炎に対する各種ドレナージ手技


3. 内視鏡的胆道ドレナージ術の手技の実際
1)ERC
後方斜視鏡である十二指腸内視鏡を用いて造影用カテーテルを十二指腸乳頭部に挿管して胆管像を得る方法である。 ドレナージルート(ENBDもしくはステント留置)を確保するためには胆管への選択的カニュレーションの成功が必須である。 深部胆管へのカニュレーションが困難な場合にはカテーテルの変更,ガイドワイヤーの利用,後述するESTによるprecuttingなどが必要となる。 胆管へのカニュレーションに失敗した場合には経皮経肝胆道ドレナージ等他のドレナージに変更する必要がある。 また,過度な造影剤圧入は胆管炎を悪化させるので必要最小限にとどめる必要がある。

 

 
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