(旧版)高血圧治療ガイドライン2004
第5章 降圧薬治療 |
1)降圧薬選択の基本
a 個々の患者に適した降圧薬の選択
現在、Ca拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬(含αβ遮断薬)、α遮断薬が主として用いられている43)。他の降圧薬に比べてα遮断薬のエビデンスは少ない。
実際の薬物選択は年齢と性別のほか、以下の要因を考慮し、個々の患者に適した降圧薬を選択する。積極的な適応のない場合には、主要降圧薬の中から最も適するものを第一次薬として使用する。
・ | 心血管危険因子-高脂血症、肥満、耐糖能異常など |
・ | 標的臓器障害、心血管病 |
・ | 降圧薬の副作用、薬価、QOL、性機能への影響 |
表5-1 主要降圧薬の積極的な適応と禁忌 | |||||||||||||||||||||
|