(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン

 
第3章 診 断

 


7 腰椎椎間板ヘルニアと診断された患者において、障害神経根の同定のために、神経根造影・ブロックは必要か

推 奨
【Grade C】
腰椎椎間板ヘルニアの診断において、神経根造影は必須の検査法ではない。しかし、神経根ブロックと併用した場合、障害神経根の同定には有用な検査法である。

背景・目的
神経根造影は、時に神経根ブロックとの併用により各種腰椎疾患の診断・治療に使用される手技である。 腰椎椎間板ヘルニア診断における意義に関して、文献的に調査した。

解 説
腰椎椎間板ヘルニア48例について、MRI、CTM、神経根ブロックのなかから障害神経根同定に最も有用な検査法が何であるかを調査した研究では、神経根ブロックが最も価値のある検査法であるとした(DJ00068, EV level 9)。

文 献
1) DJ00068 福田文雄,肱岡昭彦,成沢研一郎ほか:腰椎椎間板ヘルニアにおける障害神経根の臨床・画像所見の感度.整災外44:875-878,2001

 

 
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