EBMに基づく尿失禁診療ガイドライン

 
III 尿失禁診療ガイドライン
女性尿失禁診療ガイドライン

1. 診断
(1) 初期評価(一般医の評価)

4)その他

<1> 検尿(必須検査)
尿路感染症、結石、膀胱腫瘍(特に上皮内癌)、糖尿病のスクリーニングのため行う。尿路感染症を認める場合は、尿失禁の評価や治療前に抗菌薬を投与し、感染による影響を除いておく。

<2> 残尿測定(必須検査)
排尿後、下腹部からの超音波検査または導尿で残尿量を測定する。尿失禁、頻尿を主訴とする患者で多量の残尿があれば溢流性尿失禁の可能性がある。残尿量は測定値間のばらつきが大きいため複数回の測定を行った方がよいが、その解釈は複雑であり、50mL以上の残尿が続けば専門医の診察を受けるのが望ましい。
 
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