EBMに基づく尿失禁診療ガイドライン
II 尿失禁の基礎知識 |
4. 診断
(7) その他の検査
その他の泌尿器科専門検査として、内視鏡検査(膀胱尿道鏡)、画像検査がある。内視鏡検査は、尿失禁の診断そのものについての有用性は低い。また、画像検査では、女性腹圧性尿失禁のタイプ診断において膀胱造影や鎖膀胱造影を行うことがある。最近、海外では尿道過活動の評価には経会陰エコーも用いられている。その他の排泄性尿路造影、CT、MRIなどの検査は補助的検査、あるいは研究目的の検査として行われることはあるが、実地臨床上は有用性は少ない。