ステートメント |
グレード |
エビデンスレベル |
保険適用 |
海外 |
日本 |
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NSAIDは可能ならば中止し通常の潰瘍治療を行う |
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B |
II |
なし |
可(ただし,PPI治療は8週までの投与期間制限がある)
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NSAIDの中止が不可能ならば,プロトンポンプ阻害薬(PPI)あるいはプロスタグランジン(PG)製剤により治療を行う |
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B |
II |
なし |
不可(原則的に,潰瘍の薬物治療下ではNSAID併用は禁忌である) |
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NSAID継続下での再発の防止には,PPI,PG製剤あるいは高用量のH2受容体拮抗薬(H2RA)を用いる。また,低用量アスピリン投与下での再発防止にはPPIを用いる |
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B |
II |
なし |
一部不可(高用量H2RAの保険適用はない。PPIには8週までの投与期間制限がある) |
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NSAID潰瘍の治癒促進のために,H. pylori 除菌を行う |
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C2 |
II |
なし |
可(胃潰瘍に対する除菌の適用は認められている) |
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NSAID潰瘍の再発防止のために,H. pylori 除菌を行う |
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C1 |
II |
なし |
可(胃潰瘍に対する除菌の適用は認められている) |
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低用量のアスピリン潰瘍の治癒後の再発防止のためにH. pylori 除菌を行うが,除菌単独では効果は不十分である |
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B |
II |
なし |
可 |