ステートメント |
グレード |
エビデンスレベル |
保険適用 |
海外 |
日本 |
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内視鏡的止血治療は噴出性出血,湧出性出血,露出血管を有する例が適応となる |
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A |
I |
なし |
可 |
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これらの出血性潰瘍に対する内視鏡的治療は,内科的治療単独に比べ初回止血および再出血の予防,手術移行の面で明らかに有用である |
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A |
I |
なし |
可 |
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内視鏡的止血治療の方法の違いによる初回止血および再出血の予防効果には多くの成績において差が認められない |
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A |
I |
II |
薬剤でトロンビン,アルギン酸ナトリウム以外は保険適用外である。トロンビンは血管内注入しないよう警告されている。クリップ,ホットバイオプシー鉗子などの処置具は手技料に包括される |
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クリップ法は再出血の予防効果の面で優れる |
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B |
I* |
II |
同上 |
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エピネフリン局注法は単独で行うよりは引き続き他の内視鏡的止血治療を追加することで,再出血の予防に上乗せ効果が期待できる |
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B |
I |
なし |
同上 |
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再出血の危険性の高い患者に,内視鏡的止血治療後24時間以内に上部消化管内視鏡検査による経過観察をし,必要があれば内視鏡的治療を追加することで,再出血が減少できる |
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B |
I |
なし |
可 |
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内視鏡で止血のできない出血性潰瘍は,IVRや外科手術の適応である |
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A |
コンセンサス |
可 |
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60歳以上の高齢者では手術の適応を早期に決定することが望まれる |
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C1 |
III |
なし |
可 |