(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載

 

(5) 気象

前文

喘息発作と気象の変化(曇天,台風,気温の急変等)には因果関係あることは知られているが,その要因については確定されていない。

推奨:患者自身が日常生活の中で服装や冷暖房などの調節に注意を払う必要がある。また気象変化により予測される喘息の増悪に対して,予防的薬物投与を考慮する。
科学的証拠

前項と同じ方法で検索し,10年間に10編を検討したが系統的な研究は見当たらない。

喘息増悪因子として最も重要なものは急激な気温の変化と考えられ,前日と比較して5℃以上温度変化があると発作が起きやすいとされている51)

結語

気象の変化の影響を避けることは難しいが,気象条件により予測される患者の変化に対応し,予防的薬物投与を行うことは意味がある。

 

 
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