CQ 2-1 わが国における口腔癌の罹患数はどのくらいか?

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CQ 2-1 わが国における口腔癌の罹患数はどのくらいか?
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推奨/回答

2005 年における口腔癌の罹患数は約6,900 人であり,全癌の約1%を占めると推定される。

口腔癌に関する正確な全国調査は実施されていないが,わが国における口腔癌罹患数は1975 年には2,100 人,2005 年には6,900 人であったが,2015 年には7,800 人になると予測されている。これは,全癌の約1%,全頭頸部癌の約40%を占める。年齢調整による口腔癌患者の男女比は3:2と男性に多く,年齢的には60 歳代に最も多い。人口の高齢化に伴って口腔癌罹患数も増加しつつある。
国際的には,喫煙と飲酒の両方を嗜好する国において口腔癌罹患率が高い。特に南アジア諸国に多い。これは檳榔子(ビンロウジ)などの噛みタバコによる習慣が原因と考えられており,インドにおける口腔癌の患者は全人口の0.5~5%で,250 万人に達すると推定されている。わが国における口腔・咽頭癌による死亡率はフランスやイタリアより低いが,これには食事や習慣の影響が大きいと考えられている。
わが国における癌登録は徐々に普及しつつあるがなお不十分であり,個人情報保護法との兼ね合いも考慮した,より全国的な癌登録が必要である。

(本文,図表の引用等については,科学的根拠に基づく口腔癌診療ガイドライン 2013年版の本文をご参照ください。)

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