ガイドライン

(旧版)食道癌診断・治療ガイドライン 2007年4月版

書誌情報
I.本ガイドラインについて

 
目的

本ガイドラインは,食道癌の診療に携わる医師を対象とし,(1)食道癌の診断・治療法についてEBMを重視し標準的な診療の適応を示すこと,(2)治療の安全性と治療成績の向上を図り,治療成績の施設間差を少なくすること,(3)無駄な治療をなくし,(4)国民が安心して治療を受けられるようにすることを目的とする。
本ガイドラインは,治療の適応についての一応の目安を示すものであり,ガイドラインに記載した適応と異なる治療法を施行することを規制したり,否定するものではない。

責任

ガイドラインの記述の内容に対しては,日本食道学会が責任を負うものとする。
ただし,治療結果に対する責任は,直接の治療担当者に帰属すべきものであり,本学会は責任を負わない。

作成の基本方針

本ガイドラインは,治療法の適応にとどめ,各治療法の技術的問題には立ち入らない。適正な治療法を示すためには,(1)各治療法が癌の進展に合わせて,過不足がないこと,(2)治療効果の評価はevidence-basedであること,(3)治療法の最終的な評価は生存期間をもって行うが,症状の寛解,腫瘍の縮小,QOLの改善も評価すること,(4)食道癌の部位別に評価を行うこと,を原則とした。また,このガイドラインは,医学の進歩に従って随時改訂する。

治療法の選択と患者の同意

食道癌の治療法の選択にあたり,本ガイドラインに基づく治療法であるか否かに関わらず,医師はその治療内容と治療法を選択する理由,合併症,治療成績などを患者に説明し,患者の理解と同意,すなわち,説明と同意(informed consent)を得ることが必要である。

 

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