ガイドライン

(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

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第5章 放射線療法

 
F.陽子線および重粒子線治療
CQ2  〔適切な照射線量〕陽子線および重粒子線治療での至適線量と分割方法はどのようなものか?

推奨グレード B
陽子線原体照射には,74-75CGyE/37-40回の照射方法が推奨されている。重粒子線(炭素イオン線)による根治照射には,66GyE/20回の照射方法が推奨されている。

 解 説
ロマリンダ大学における陽子線原体照射の臨床研究では,74-75CGyE/37-40回の照射方法が採用された1)(IV)
重粒子線(炭素イオン線)治療の第1/2相試験の結果によれば,有害事象の発生状況から66GyE/20回より大きな線量は推奨されない2),3)(III)
重粒子線(炭素イオン線)の寡分割法の意義(妥当性)については文献報告がなく,今後の検討課題である。


 参考文献
1) Slater JD, Rossi CJ Jr, Yonemoto LT, et al. Conformal proton therapy for early-stage prostate cancer. Urology. 1999;53(5):978-84.
2) Nikoghosyan A, Schulz-Ertner D, Didinger B, et al. Evaluation of therapeutic potential of heavy ion therapy for patients with locally advanced prostate cancer. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2004;58(1):89-97.
3) Akakura K, Tsujii H, Morita S, et al. Phase I/II clinical trials of carbon ion therapy for prostate cancer. Prostate. 2004;58(3):252-8.

 

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