2024年改訂版 多様性に配慮した循環器診療ガイドライン
2024年改訂版 多様性に配慮した循環器診療ガイドライン
初回投稿日:2024年11月5日
ページ更新日:2025年1月7日
初回投稿日:2024年11月5日
ページ更新日:2025年1月7日
最新版
部位
心臓・血管
トピックス
その他
書誌情報
作成委員会
発行年月日
2024年3月8日
版
発行元
発行形式
基本情報
文書の種類
診療ガイドライン
新旧属性
最新版
公開ステータス
本文公開中
Minds選定日
2024年10月22日
本文掲載日
2025年1月7日
Mindsからのお知らせ
この診療ガイドラインは、「多様性に配慮した循環器診療」を主題として、日本循環器学会、日本心臓病学会、日本心臓リハビリテーション学会、日本胸部外科学会によって作成されています。2024年3月8日に発行されました。Mindsでは、2024年10月22日に選定部会にて選定されています。
Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。
目次
略語一覧
臨床試験/レジストリー一覧
CQと推奨文
改訂にあたって
第1章 意思決定支援
BQ1 多様性に配慮した健康に関する意思決定支援とは何か?
第2章 循環器病と性差(Gender・Sex)
BQ2 生物学的性はどのように分化するか?
BQ3 性ホルモンの動態はどのようなものか?心血管系に影響するか?
BQ4 心血管系や代謝系において,性による特徴・経年変化の差はあるか?
BQ5 心血管疾患の発症に,性差および年齢差はあるか?
1.虚血性心疾患
BQ6 急性心筋梗塞において,女性で注意すべき合併症は何か?
BQ7 PCI後の抗血小板療法において性差を考慮すべきか?
BQ8 虚血性心疾患の二次予防において,どのように性差を考慮すべきか?予後に差はあるか?
FRQ1 冠動脈石灰化スコア,冠血流予備量比の介入カットオフ値に性差を考慮すべきか?
FRQ2 MINOCA(myocardial infarction with non-obstructive coronary arteries)/ INOCA(ischemia with non-obstructive coronary arteries)の発症率,予後に性差はあるか?
2.心不全
BQ9 心不全の臨床的特徴・病態・予後に性差はあるか?
BQ10 心不全の非薬物療法において性差を考慮すべきか?
CQ1 心不全に対する包括的心臓リハビリテーションでは,性差を考慮すべきか?
BQ11 たこつぼ型心筋症発症後の急性期管理において,性差を考慮すべき点は何か?
BQ12 二次性心筋症(たこつぼ心筋症以外)の診療において,どのように性差を考慮すべきか?
BQ13 弁膜症の病因と有病率に性差はあるか?
CQ2 経カテーテル的大動脈弁留置術(transcatheter aortic valve implantation: TAVI)において,性差を考慮すべきか?
FRQ3 高度僧帽弁閉鎖不全症に対する外科的治療の適応において,性差を考慮すべきか?
BQ14 肺高血圧症の原因疾患に性差はあるか?
FRQ4 特発性/遺伝性肺動脈性肺高血圧症の治療において,性差を考慮すべきか?
BQ15 自己免疫疾患や炎症性血管疾患患者の心不全・心血管疾患の発症に性差はどのように関連するか?
BQ16 心房細動患者において,認知機能障害の発症に性差はあるか?
FRQ5 心房細動の治療において,性差を考慮すべきか?
BQ17 Brugada症候群の突然死リスクに性差はあるか?
3.脈管疾患
CQ3 従来設定されているABIカットオフ値を用いる際に,性差を考慮すべきか?
CQ4 PADに対する血行再建の適応において,性差を考慮すべきか?
CQ5 DVT患者の診断において,D-dimerのカットオフ値に性差を考慮すべきか?
CQ6 大動脈病変に対するEVARの推奨度に性差はあるか?
4.脳卒中
BQ18 脳卒中において,性差を考慮すべきか?
BQ19 降圧目標達成率に性差・年齢差はあるか?
5.トランスジェンダー
BQ20 解剖学的男性に対して,外因性女性ホルモンはどのように作用するか?
BQ21 トランスジェンダー女性の循環器病は,疫学的にどのように報告されているか?
BQ22 解剖学的女性に対して,外因性男性ホルモンはどのように作用するか?
BQ23 トランスジェンダー男性の循環器病は,疫学的にどのように報告されているか?
BQ24/GPS トランスジェンダーの患者に対して,診療上どのような配慮が必要か?
第3章 循環器病とライフステージ
1.若年・ライフステージ全般
BQ25 若年心筋梗塞の一次予防のために介入すべきリスク因子は何か?
BQ26 無症候性心房細動の予後に年齢差はあるか?
CQ7 若年者の無症候性心房細動へのアブレーション治療は,積極的に推奨されるか?
BQ27 Brugada症候群の突然死リスクに年齢差はあるか?
BQ28 女性のライフステージにおける高血圧の管理で考慮する点は何か?
2.妊娠
FRQ6 挙児を希望する女性高血圧患者において,妊娠前の降圧目標値はどの程度にすべきか?
BQ29 挙児希望のある女性や,妊娠中の高血圧患者が使用できる降圧薬は何か?
CQ8 慢性高血圧の妊娠中患者において,降圧治療を開始すべき血圧値はいくつか?
BQ30 虚血性心疾患のある妊婦への二次予防は,どのようにするか?
BQ31 妊娠・分娩に伴う脳卒中とはどのようなものか?
FRQ7 産科合併症(妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など)を発症した女性に対して,継続した循環器診療を行うべきか?
3.加齢
BQ32/GPS 高齢者の循環器診療において配慮すべき生理学的要因は何か?
CQ9 肺動脈性肺高血圧症の治療において,年齢を考慮すべきか?
CQ10 日本人の高齢心不全患者の予後予測に用いるべき身体的フレイルの評価指標は何か?
CQ11 日本人の高齢心不全患者の予後予測に用いるべき精神・心理的フレイルの評価指標は何か?
CQ12 待機的腹部大動脈手術(血管内治療を含む)の適応や術式決定において,年齢を考慮すべきか?
BQ33/GPS 認知機能が低下した循環器病患者に対し,ACPはどのように行うべきか?
第4章 循環器病と人種差(Race/Ethnicity)
BQ34 心血管疾患の発症に人種差はあるか?
BQ35 循環器系検査の基準値に人種差はあるか?
BQ36 薬剤代謝酵素活性に人種差はあるか?
第5章 健康の社会的決定要因における多様性
1.はじめに
2.健康の社会的決定要因の定義
3.WHOフレームワークと概念的理解
4.アセスメント・介入の考え方の実際
BQ37 循環器病のリスクについて,職業による差はあるか?
BQ38 循環器病のリスクについて,経済状況による差はあるか?
BQ39 循環器病のリスクについて,医療サービスへのアクセス状況による差はあるか?
BQ40 循環器病のリスクについて,教育期間による差はあるか?
BQ41 循環器病のリスクについて,ソーシャルサポートによる差はあるか?
BQ42 循環器病のリスクについて,社会的環境(BQ37~41以外)による差はあるか?
BQ43 健康行動はSDOHの影響を受けるか?
BQ44 SDOHへの介入は,健康行動の変容を通じて循環器病のリスクを改善するか?
BQ45 わが国と諸外国との間で,SDOHに特徴の違いがあるか?
BQ46 デジタルテクノロジーは,SDOHと循環器病にどのような影響を与えるか?
第6章 医療者の多様性
1.医療者側の多様性から
CQ13 医療者側のどのような傾向が,心血管疾患患者の予後の改善や医療の質向上に貢献するか?
2.多職種医療
BQ47 多職種によるチーム医療は心血管疾患患者の予後を改善させるか?
BQ48/GPS 多職種によるチーム医療と医療者自身のwell-beingは相互に影響するか?
FRQ8 心血管疾患患者の治療に,家族が参加・関与すべきか?
3.医療者の多様な働き方とメンタルヘルス
FRQ9 医療者側の多様性に配慮した労働環境はどのようにあるべきか?
FRQ10 医療者側のメンタルヘルス問題を解決することで,医療の質は改善するか?
BQ49/GPS さまざまな疾病を抱える医療者の就労支援をどう進めるべきか?
第7章 市民・患者への情報提供
Q1 「共有意思決定(シェアード・ディシジョン・メイキング:SDM)」とは何ですか?
Q2 循環器病の発症や診療において,性別はどのように考慮されますか?
Q3 循環器病の診療において,年齢はどのように考慮されますか?
Q4 循環器病の診療において,人種や遺伝はどのように考慮されますか?
Q5 健康の社会的決定要因とは何でしょうか?
Q6 循環器病の治療において,さまざまな専門職が協力すること(多職種医療)は,患者さんの健康をよりよくすることができるでしょうか?
Q7 循環器病の診療において,患者さんの家族も一緒に参加し関わることは大切でしょうか?
付表1 薬物治療における性差
付表2 用語集(第5章 健康の社会的決定要因における多様性)
付表3 用語集(第6章 医療者の多様性)
付表4 班構成員の利益相反(COI)に関する開示
このガイドラインは、日本循環器学会より許可を得て掲載しています。
書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。
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