進行性疾患患者の呼吸困難の緩和に関する診療ガイドライン 2023年版

進行性疾患患者の呼吸困難の緩和に関する診療ガイドライン 2023年版

初回投稿日:2024年1月11日

ページ更新日:2024年3月26日

初回投稿日:2024年1月11日

ページ更新日:2024年3月26日

書誌情報

作成委員会

日本緩和医療学会 ガイドライン統括委員会、呼吸器症状ガイドライン改訂 Working Practitioner Group

発行年月日

2023年6月20日

第3版

発行元

発行形式

書籍

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

最新版

公開ステータス

本文公開中

Minds選定日

2024年1月12日

本文掲載日

2024年3月26日

Mindsからのお知らせ

閉じる

この診療ガイドラインは、「進行性疾患患者の呼吸困難」を主題として、日本緩和医療学会によって作成されています。2023年6月20日に金原出版から発行されました。Mindsでは、2024年1月12日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

閉じる

Ⅰ章 はじめに

1 ガイドライン作成の経緯と目的

1.これまでのガイドライン作成・改訂の経緯(2011年版,2016年版)

2.2023年版改訂の経緯

3.ガイドラインの目的

4.2023年版における主な改訂点

2 ガイドラインの使用上の注意

1.使用上の注意

2.構成とインストラクション

3.他の教育プログラムとの関係

3 作成過程

1.概要

2.臨床疑問の設定

3.系統的文献検索

4.推奨文の作成

5.推奨文の確定

(1)1回目のデルファイラウンド

(2)2回目のデルファイラウンド

(3)3回目のデルファイラウンド

(4)外部評価委員による評価

6.日本緩和医療学会の承認

4 推奨の表現(推奨の方向,強さ,エビデンスの確実性)

1.推奨の方向

2.推奨の強さ

3.エビデンスの確実性

4.推奨の強さとエビデンスの確実性の臨床的意味

5 用語の定義と概念

Ⅱ章 背景知識

1 呼吸困難のメカニズム

1.呼吸の調節機構

2.呼吸困難の発生

(1)呼吸困難の発生に関与する受容器

(2)呼吸困難の発生のメカニズム

2 呼吸困難の原因

1.呼吸困難の原因

(1)原疾患に関連した原因

(2)原疾患治療に関連した原因

(3)原疾患とは直接関連しない原因

3 呼吸困難の評価

1.呼吸困難の評価尺度

(1)呼吸困難の量的評価尺度

(2)呼吸困難の質的評価尺度

2.医療従事者による呼吸困難の評価

3.身体所見と検査

(1)問診

(2)身体所見

(3)検査所見

4 がん患者の呼吸困難に関連する特定病態

1.胸水

(1)定義

(2)疫学

(3)病態・症候

(4)治療

2.がん性リンパ管症

(1)定義

(2)疫学

(3)病態・症候

(4)治療

3.上大静脈症候群

(1)定義

(2)疫学

(3)病態・症候

(4)マネジメント

4.主要気道閉塞(major airway obstruction;MAO)

(1)定義

(2)疫学

(3)病態・症候

(4)マネジメント

5 呼吸困難以外の呼吸器症状

1.咳嗽

(1)定義

(2)疫学・頻度

(3)原因・分類・病態生理

(4)評価・診断

(5)マネジメント

2.死前喘鳴

(1)定義

(2)疫学・頻度・影響

(3)原因・分類・病態生理

(4)評価

(5)マネジメント

3.血痰・喀血

(1)定義

(2)疫学・頻度

(3)原因・分類・病態生理

(4)評価・診断

(5)マネジメント

6 呼吸困難に対する非薬物療法

1.酸素療法

(1)定義

(2)メリットとデメリット

(3)一般的な適応

2.高流量鼻カニュラ酸素療法(high flow nasal cannula oxygen;HFNC)

(1)定義

(2)メリットとデメリット

(3)一般的な適応

3.送風療法

(1)概要

(2)研究報告

(3)臨床での実際

4.看護ケア

(1)はじめに

(2)呼吸法のトレーニング

(3)移動の補助,ポジショニング

(4)セルフマネジメントと教育

(5)まとめ

5.呼吸リハビリテーション

(1)呼吸リハビリテーションの目的と定義

(2)呼吸リハビリテーションに関わる職種

(3)呼吸リハビリテーションの構成要素

(4)呼吸リハビリテーションの効果

6.心理療法

(1)呼吸困難に対する心理療法

(2)有効な可能性がある心理療法

7 呼吸困難の治療に使用する薬剤

1.オピオイド

(1)オピオイド

(2)モルヒネ

(3)オキシコドン

(4)フェンタニル

(5)ヒドロモルフォン

(6)オピオイド吸入

2.オピオイド以外の薬剤

(1)ベンゾジアゼピン系薬

(2)コルチコステロイド

8 非がん進行性疾患の呼吸困難に対する薬物療法

1.COPD/間質性肺疾患患者の呼吸困難に対する症状緩和薬物療法

(1)モルヒネ(およびその類似薬)

(2)オピオイド以外の薬剤

2.心不全患者の慢性呼吸困難に対する症状緩和薬物療法

(1)モルヒネ(およびその類似薬)

(2)モルヒネ以外のオピオイド

(3)オピオイド以外の薬剤

3.筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の呼吸困難に対する症状緩和薬物療法

(1)オピオイド

(2)オピオイド以外の薬剤

Ⅲ章 推奨

推奨の概要

1 進行性疾患患者の呼吸困難に対する非薬物療法

臨床疑問1-1 安静時低酸素血症があり呼吸困難を有する進行性疾患患者に対して,酸素吸入を行うことは呼吸困難の緩和に有用か?

臨床疑問1-2 安静時低酸素血症がない,または軽度にとどまるが呼吸困難を有する進行性疾患患者に対して,酸素吸入を行うことは呼吸困難の緩和に有用か?

臨床疑問2 低酸素血症があり呼吸困難を有する進行性疾患患者に対して,高流量鼻カニュラ酸素療法(high flow nasal cannula oxygen;HFNC)を行うことは呼吸困難の緩和に有用か?

臨床疑問3 呼吸困難を有する進行性疾患患者に対して,送風療法(顔への送風)を行うことは有用か?

2 がん患者の呼吸困難に対する薬物療法

臨床疑問4-1 呼吸困難を有するがん患者に対して,モルヒネ全身投与は有用か?

臨床疑問4-2 呼吸困難を有するがん患者に対して,オキシコドン全身投与は有用か?

臨床疑問4-3 呼吸困難を有するがん患者に対して,ヒドロモルフォン全身投与は有用か?

臨床疑問4-4 呼吸困難を有するがん患者に対して,フェンタニル全身投与は有用か?

臨床疑問4-5 呼吸困難を有するがん患者に対して,モルヒネ吸入は有用か?

臨床疑問5-1 呼吸困難を有するがん患者に対して,ベンゾジアゼピン系薬の単独投与は有用か?

臨床疑問5-2 呼吸困難を有するがん患者に対して,ベンゾジアゼピン系薬をオピオイドに併用することは有用か?

臨床疑問6-1 呼吸困難を有するがん患者に対して,コルチコステロイドの全身投与は有用か?

臨床疑問6-2 がん性リンパ管症による呼吸困難を有するがん患者に対して,コルチコステロイドの全身投与は有用か?

臨床疑問6-3 上大静脈症候群による呼吸困難を有するがん患者に対して,コルチコステロイドの全身投与は有用か?

臨床疑問6-4 主要気道閉塞(major airway obstruction;MAO)による呼吸困難を有するがん患者に対して,コルチコステロイドの全身投与は有用か?

Ⅳ章 今後の検討課題

1.推奨項目について

(1)酸素療法

(2)高流量鼻カニュラ酸素療法(HFNC)

(3)送風療法

(4)オピオイド

(5)ベンゾジアゼピン系薬

(6)コルチコステロイド

(7)その他

Ⅴ章 資料

1 臨床疑問の設定

2 文献検索式

3 ガイドライン作成者と利益相反

索引

このガイドラインは日本緩和医療学会、金原出版より許可を得て掲載しています。

書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。

著作権者の意向により、閲覧できる内容が評価対象となった発行物から変更になっている場合があります。

Mindsが提供するコンテンツの著作権は、それを作成した著作者・出版社に帰属しています。私的利用の範囲内で使用し、無断転載、無断コピーなどはおやめください。

戻る