がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022
がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022
初回投稿日:2022年12月20日
ページ更新日:2023年6月20日
初回投稿日:2022年12月20日
ページ更新日:2023年6月20日
最新版
部位
腎臓・泌尿器
疾患
がん
書誌情報
基本情報
文書の種類
診療ガイドライン
新旧属性
最新版
公開ステータス
本文公開中
Minds選定日
2022年12月20日
本文掲載日
2023年6月20日
Mindsからのお知らせ
この診療ガイドラインは、「がん薬物療法時の腎障害」を主題として、日本腎臓学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本腎臓病薬物療法学会によって作成されています。2022年11月1日にライフサイエンス出版から発行されました。Mindsでは、2022年12月20日に選定部会にて選定されています。
Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。
目次
序文
刊行に寄せて
本ガイドラインについて
目的と作成の経緯
使用上の注意
作成過程
略語一覧
ガイドライン・サマリー
第1章 がん薬物療法対象患者の腎機能評価
総説1 がん薬物療法開始前にみられる腎障害
1 がんおよび年齢などによる腎障害とその危険因子
2 がん患者における蛋白尿の定義,疫学,病態
3 腎障害患者のがん発症リスクとがん種の分布
総説2 がん薬物療法開始前における腎機能評価
1 背景
2 糸球体濾過量(GFR)
3 GFR推算式
4 薬物投与量の調整
5 イヌリンクリアランス測定法
総説3 がん薬物療法開始後の腎障害の定義と評価方法
1 定義
2 評価方法
総説4 がん薬物療法開始後の腎障害の疫学と病態
1 急性腎障害
2 蛋白尿
3 高血圧
4 電解質異常
5 その他の障害
総説5 がん薬物療法開始後の腎障害の危険因子
1 背景
2 殺細胞性抗がん薬
3 分子標的治療薬
4 免疫チェックポイント阻害薬
CQ1 がん患者の腎機能(GFR)評価に推算式を使用することは推奨されるか?
CQ2 シスプラチンなどの抗がん薬によるAKIの早期診断に新規AKIバイオマーカーによる評価は推奨されるか?
CQ3 がん薬物療法前に水腎症を認めた場合,尿管ステント留置または腎瘻造設を行うことは推奨されるか?
第2章 腎機能障害患者に対するがん薬物療法の適応と投与方法
総説6 CKD患者に用いる際に用量設定が必要な薬物
1 薬物動態と投与量調整
2 抗がん薬
3 補助療法
総説7 透析患者に対するがん薬物療法
1 透析とがん薬物療法
2 透析中の薬物動態と用量設定の必要性
3 投与量設定,有害事象への留意
4 補助療法
総説8 腎移植患者に対するがん薬物療法
1 腎移植患者におけるがん治療戦略
2 免疫抑制薬の減量
3 mTOR阻害薬への変更
4 薬物相互作用による代謝拮抗
5 抗がん薬の移植腎機能への影響
GPS1 腎機能に基づくカルボプラチン投与量設定を行うか?
GPS2 維持透析患者へのシスプラチン投与後の薬物除去目的の透析を行うか?
CQ4 透析患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の使用は推奨されるか?
CQ5 腎移植患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の使用は推奨されるか?
第3章 がん薬物療法による腎障害への対策
総説9 殺細胞性抗がん薬による腎障害への対策
1 シスプラチン
2 ペメトレキセド
3 イホスファミド
4 その他
総説10 血管新生阻害薬,マルチキナーゼ阻害薬による蛋白尿,腎機能障害,高血圧への対策
1 蛋白尿,腎機能障害
2 高血圧
総説11 ネフローゼ,蛋白尿を有する患者へのがん薬物療法
1 蛋白尿,ネフローゼ症候群
2 蛋白尿,ネフローゼ症候群を合併した低アルブミン血症
3 抗体薬の体内薬物動態
総説12 免疫チェックポイント阻害薬による腎障害への対策
1 免疫チェックポイント阻害薬による腎障害
2 間質性腎炎の早期診断
3 腎生検の必要性と有用性
4 腎生検についての考え方
5 ステロイド薬の投与方法
6 長期投与による腎障害
CQ6 成人におけるシスプラチン投与時の腎機能障害を軽減するために推奨される補液方法は何か?
CQ7 蛋白尿を有する,または既往がある患者において血管新生阻害薬の投与は推奨されるか?
CQ8 抗EGFR抗体薬の投与を受けている患者が低Mg血症を発症した場合,Mgの追加補充は推奨されるか?
CQ9 免疫チェックポイント阻害薬による腎障害の治療に使用するステロイド薬の投与を,腎機能の正常化後に中止することは推奨されるか?
CQ10 免疫チェックポイント阻害薬投与に伴う腎障害が回復した後,再投与は治療として推奨されるか?
第4章 がんサバイバーのCKD治療
総説13 成人がんサバイバーにおけるCKDの有病率
1 がんサバイバーの増加と高齢化
2 がん治療による腎機能への影響
3 CKDの有病率調査の現状
総説14 小児がんサバイバーにおけるCKDの有病率
1 薬物療法
2 腎臓摘出
3 放射線治療
4 がん治療全体
総説15 がんサバイバーにおける標準的なCKD治療とその注意点
1 がんサバイバーのCKDの特徴
2 CKD管理の注意点
総説16 成人がんサバイバーに対する腎代替療法の選択
1 末期腎不全となるリスク
2 腎代替療法
GPS3 CKD合併小児がんサバイバーへの成長ホルモン療法は推奨されるか?
GPS4 小児がんサバイバーに適切な腎代替療法は?
CQ11 がんサバイバーの腎性貧血に対するエリスロポエチン刺激薬投与は推奨されるか?
索引
このガイドラインは書籍として発行されています。
このガイドラインは日本腎臓学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本腎臓病薬物療法学会、ライフサイエンス出版より許可を得て掲載しています。
書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。
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