感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)
感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)
初回投稿日:2021年9月7日
ページ更新日:2021年12月7日
初回投稿日:2021年9月7日
ページ更新日:2021年12月7日
最新版
部位
心臓・血管
疾患
感染症
トピックス
健診・予防
監修・著編者
書誌情報
基本情報
文書の種類
診療ガイドライン
新旧属性
最新版
公開ステータス
本文公開中
Minds選定日
2021年9月15日
本文掲載日
2021年12月7日
Mindsからのお知らせ
この診療ガイドラインは、「感染性心内膜炎」を主題として、日本循環器学会によって作成されています。2018年3月23日に発行されました。Mindsでは、2021年9月15日に選定部会にて選定されています。
Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。
目次
I.はじめに
1. 改訂にあたって
2. 推奨について
II.総論
1. 感染性心内膜炎(IE)とは
2. チーム医療の必要性
3. 専門病院に紹介すべきタイミング
III.診断
1. IE の診断基準
2. 症状・身体所見
2.1 症状/ 臨床経過
2.2 身体所見
3. 微生物学的検査
3.1 血液培養
3.2 その他の検査法
4. 心エコー図検査
a. 陽性基準
b. 疣腫の意義
c. 診断精度
d. TTE,TEE の適応
e. フォローアップエコーのタイミング
f. 治療終了時のエコー図
g. 3D エコー図の役割
5. その他の画像診断
a. CT
b. MRI
c. ガリウムシンチグラフィ/CT
d. 18F-FDG PET/CT
e. 標識白血球シンチグラム
6. 入院時のリスク評価
IV.内科的治療
1. 治療方針・原則
a. PK/PD を考慮した投与の原則
b. 抗菌薬の選択における薬剤感受性の判定
c. 投与期間
d. 抗菌薬の推奨される使用量とわが国で承認された使用量の関係
e. 新しい抗菌薬について(ダプトマイシン,リネゾリドなど)
f. 侵入門戸となった感染巣や遠隔巣の治療
2. エンピリック治療
a. 最近の原因菌の傾向
b. 自己弁の場合
c. 人工弁/ 心内デバイスありの場合
d. 培養陰性の場合
3. 原因菌が判明した場合
3.1 レンサ球菌
3.2 腸球菌
3.3 ブドウ球菌
3.4 グラム陰性菌(HACEK を含む)
3.5 真菌
4. 効果判定,治療期間
V.合併症の評価と管理
1. 心不全
a. 原因と病態
b. 診断
c. 治療方針
2. 治療抵抗性感染,弁周囲感染
a. 治療抵抗性感染と抗菌薬使用の目安
b. 膿瘍,瘻孔
3. 塞栓症
3.1 塞栓症のリスク
3.2 中枢神経合併症
CQ1 中枢神経症候のないIE またはIE の疑われる患者に脳MRI は有効か?
3.3 中枢神経系以外
4. 腎障害
a. IE における腎不全の合併率
b. 慢性腎不全に伴うIE の発症率
5. 播種性血管内凝固症候群
VI.外科的治療
1. 手術リスクの評価と術前検査
a. 手術リスクの評価
b. 術前検査:脳血管,冠動脈,および他の臓器の塞栓と膿瘍の評価
2. 外科的治療の適応と手術時期
a. 外科的治療の適応総論
b. うっ血性心不全
c. 抵抗性感染
d. 感染性塞栓症
CQ2 大きな疣腫のある場合には早期手術を行うべきか?
CQ3 中枢神経合併症が生じたときにIE 手術は早期に行うべきか?
e. 人工弁感染の場合
3. 外科的治療の適応と手術時期
a. 僧帽弁IE
b. 大動脈弁IE
c. 術後管理
VII.外来でのフォローアップ
a. フォローアップの必要性と要点
b. 再発(再燃および再感染)の頻度と危険因子
c. 慢性期弁手術の適応
d. 患者教育
VIII.予防
1. IE 予防についての総論
2. どのような心疾患患者がIE になりやすいか
a. 人工弁置換患者とIE の既往を有する患者
b. 成人先天性心疾患
c. 大動脈弁弁膜症
d. 僧帽弁弁膜症/ 僧帽弁逸脱症
e. 右心系弁膜症
f. 肥大型心筋症
g. デバイス植込み後
h. その他
3. IE のリスクとなる手技・処置・背景と予防
3.1 はじめに
3.2 歯科疾患
CQ4 高リスク心疾患患者に対する歯科処置に際して抗菌薬投与は予防のために必要か?
3.3 皮膚疾患
3.4 ステロイド薬投与
3.5 肺炎などの感染症
3.6 中心静脈カテーテル留置
3.7 カテーテル検査,デバイス留置について
3.8 呼吸器,食道,泌尿生殖器,消化管の手技・処置に対する予防
3.9 心臓手術を実施する患者
3.10 高リスク患者におけるIE の教育と発熱時における対応の教育
IX.特殊な場合
1. 先天性心疾患,小児領域のIE
1.1 先天性心疾患,小児領域のIE 総論
1.2 基礎心疾患別リスク
1.3 診断
1.4 治療
1.5 予防
CQ5 小児/ 先天性心疾患に対する歯科処置に際して抗菌薬投与はIE予防のために必要か?
2. デバイス感染の場合
a. 定義
b. 病態
c. 診断
d. 治療方針
e. デバイス再植込み術の時期
3. 右心系のIE について
4. 妊娠中のIE について
5. 非細菌性血栓性心内膜炎(NBTE)について
6. 高齢者のIE について
付表
文献
このガイドラインは日本循環器学会より許可を得て掲載しています。
書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。
著作権者の意向により、閲覧できる内容が評価対象となった発行物から変更になっている場合があります。
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