乳腺炎ケアガイドライン2020 2版

乳腺炎ケアガイドライン2020 2版

初回投稿日:2021年3月30日

ページ更新日:2021年6月22日

初回投稿日:2021年3月30日

ページ更新日:2021年6月22日

書誌情報

作成委員会

日本助産師会 授乳支援委員会

発行年月日

2021年2月1日

2版

発行形式

書籍、PDF

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

最新版

公開ステータス

本文公開中

Minds選定日

2021年3月4日

本文掲載日

2021年6月22日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「乳腺炎」を主題として、日本助産師会、日本助産学会によって作成されています。2021年2月1日に日本助産師会出版から発行されました。Mindsでは、2021年3月4日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

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乳腺炎ケアガイドライン2020刊行に寄せて

Ⅰ 乳腺炎ケアガイドライン2020について

-日本助産師会の取り組み-

1 乳腺炎ケアガイドライン2020作成の経緯

1) 本書作成の背景

2) 本書の作成過程と特徴

2 これまでの乳腺炎ケアに関する主な取り組みの経緯

1) 安全対策委員会の取り組み

2) 母乳育児支援ガイドライン検討委員会の取り組み

3) 母乳育児支援業務基準検討特別委員会の取り組み

4) 乳幼児の望ましい授乳支援のあり方検討委員会の取り組み

3 利益相反について

1) 利益相反状態について

2) 公益社団法人日本助産師会『研修等の利益相反に関する指針』第4条(申告すべき事項)

3) 公益社団法人日本助産師会『研修等の利益相反に関する指針』第5条(申告の基準)

Ⅱ 母乳育児支援に対する基本的な考え方

1 国際的およびわが国の母乳育児支援の動向と取り組み

1) 国際的な母乳育児支援の動向

2) わが国における近年の母乳育児と支援の動向

2 国際助産師連盟(International Confederation of Midwives: ICM)における母乳育児支援

3 日本助産師会における母乳育児支援

4 エビデンスとナラティブ、協動的パートナーシップと対話に基づく共有意思決定

5 乳腺炎重症化予防ケア・指導に関する診療報酬

1) 乳腺炎重症化予防ケア・指導料に関する告知と留意事項通知

2) 疑義解釈(Q&A)

Ⅲ 乳腺炎

1 乳腺炎

1) 乳腺炎の定義

2) 発生時期・頻度

3) 原因および誘因

4) 乳腺炎の分類

5) 乳腺炎の起炎菌と感染経路

6) 感染経路

2 情報収集と鑑別診断

1) 情報収集にあたっての助産師の心得

2) 情報収集における助産師の関わり方の基本

3) 問診、視診、触診、児の健康診査の実際

4) 鑑別診断の流れ

5) アトラス

6) その他乳腺炎と鑑別すべき疾患

Ⅳ 乳腺炎ケアのフローチャート2020と事例

1 乳腺炎ケアのフローチャート2020の概要

1) はじめに

2) 2015版からの変更点

2 フローチャートの使用方法

1) フローチャートの見方

2) 乳腺炎の状態の判断

3) フローチャートの活用:状態開始と終了の判断

4) 支援の実際

5) 乳腺炎重症度評価

6) 乳腺炎ケアのフローチャート2020

3 乳腺炎の状態に応じたフローチャートと解説

1) 状態1 うっ滞性乳腺炎の可能性

2) 状態2 うっ滞性乳腺炎/感染性乳腺炎の可能性

3) 状態3 感染性乳腺炎の可能性

4) 状態4 膿瘍形成

5) 重症化させないための判断と支援のポイント

Ⅴ 母子への支援と対処(処置)

1 授乳の継続

2 効果的な授乳方法

1) 基本的な授乳方法の確認

2) 乳腺炎時の授乳方法の工夫(母親が行えるように説明して奨励する)

3) おっぱいを嫌がる児への対処(児のなだめ方)

3 搾乳

1) 搾乳が必要な場合

2) 搾乳方法の説明

3) 搾乳の実際

4) 搾乳時の注意点

4 支持的カウンセリング(情緒的支援)と情報提供

5 日常生活への支援

1) 母親のストレスと疲労の軽減

2) 食事

3) 清潔

4) 家庭で行える手当 乳房局所への冷/温湿布

6 薬物療法

1) 鎮痛薬

2) 抗菌薬

7 膿瘍に対する治療と支援

1) 膿瘍の対処

2) 膿瘍の切開手術による治療経過と観察およびケア

8 再発防止への支援

9 乳房マッサージ

1) 助産師による乳房マッサージの法的根拠

2) 乳腺炎重症化予防ケア・指導に関する診療報酬と乳房マッサージ

3) 乳房マッサージとは

4) 乳房マッサージを行うときの留意点

Ⅵ CQに基づくガイドライン

1 本書に基づく支援の考え方

2 授乳期乳腺炎のケアガイドライン

1) 作成の手順とガイドライン利用の注意点

CQ1: 妊婦に、乳腺炎についての情報提供をすると、乳腺炎の発症を予防できるか?

CQ2: 授乳中の女性が、脂肪摂取を制限すると、乳腺炎の発症を予防できるか?

CQ3: 授乳中の女性が、乳製品の摂取を制限すると、乳腺炎の発症を予防できるか?

CQ4: 授乳中の女性が、児の欲求に応じた授乳をすると、乳腺炎の発症を予防できるか?

CQ5: 乳腺炎の女性が、葛根湯を服用すると、乳腺炎症状(発熱・発赤・疼痛・腫脹)が改善するか?

CQ6: 乳腺炎の女性が、患側の乳房に冷湿布をすると、乳腺炎症状(発熱・発赤・疼痛・腫脹)が改善するか?

CQ7: 乳腺炎の女性が、医療者、特に助産師による乳房マッサージや搾乳を受けると、乳腺炎症状(発熱・発赤・疼痛・腫脹)が改善するか?

CQ8: 乳腺炎のリスク因子は何か?

2) 資料

Ⅶ 用語の規定と解説

Ⅷ 付記資料

母乳外来カルテ(1号用紙)原本

感染性乳腺炎の経過記録帳(2号用紙)原本

乳腺炎重症化予防ケア・指導経過記録用紙

乳腺炎重症化予防ケア・指導経過記録用紙の使い方

紹介・診療情報提供書(紹介状)原本

感染予防マニュアル(例)

妊産婦のための食事バランスガイド

このガイドラインは日本助産師会、日本助産学会、日本助産師会出版より許可を得て掲載しています。

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