海外渡航者のためのワクチンガイドライン/ガイダンス2019

海外渡航者のためのワクチンガイドライン/ガイダンス2019

初回投稿日:2020年1月29日

ページ更新日:2020年6月30日

初回投稿日:2020年1月29日

ページ更新日:2020年6月30日

書誌情報

作成委員会

『海外渡航者のためのワクチンガイドライン/ガイダンス2019』作成委員会

発行年月日

2019年8月31日

第1版

発行元

発行形式

書籍

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

最新版

公開ステータス

本文公開中

Minds選定日

2019年12月18日

本文掲載日

2020年6月30日

Mindsからのお知らせ

閉じる

この診療ガイドラインは、「海外渡航者のためのワクチン」を主題として、日本渡航医学会によって作成されています。2019年8月31日に協和企画から発行されました。Mindsでは、2019年12月18日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

閉じる

Ⅰ. ガイドライン編

1. 改訂版発刊にあたって

2. 改訂版の概要

1. 本書の目的と改訂の経緯

2. 利用対象者

3. 作成委員会

4. 本書の構成

5. 利益相反

6. 本書における商標等の記載

3. クリニカルクエスチョン(CQ)とエビデンスレベル・推奨グレード

1. CQの一覧

2. ガイドライン作成の手順

3. CQとエビデンスレベル・推奨グレード・解説

CQ1: 日本製のA型肝炎ワクチン(エイムゲン)で接種を開始した日本人渡航者に対し、海外製のA型肝炎ワクチン(Havrix)で接種を継続する場合、A型肝炎を予防できるか?(日本製と海外製のA型肝炎ワクチンの互換性はあるか?)

CQ2: 海外に渡航する1968年(昭和43年)以前に出生した日本人に対し、破傷風トキソイド含有ワクチンの接種を推奨するか?

CQ3: 日本製の日本脳炎ワクチン(エンセバック、ジェービックV)で接種を開始した日本人渡航者に対し、海外製の日本脳炎ワクチンで接種を継続する場合、日本脳炎を予防できるか?(日本製と海外製の日本脳炎ワクチンの互換性はあるか?)

CQ4: ポリオ流行地に渡航する1975~1977年(昭和50~52年)に出生した日本人に対し、ポリオワクチンの接種を推奨するか?

CQ5: 黄熱ワクチンを接種して10年以上経過した黄熱非流行地に居住する者に対し、流行地に渡航する際に追加接種は必要か?

CQ6: 56歳以上の渡航者に対し、4価髄膜炎菌ワクチン(メナクトラ筋注)の接種は可能か?

Ⅱ. ガイダンス編

4. 総論

4-1 海外渡航者に対する予防接種

1. 渡航先での感染リスクや輸入感染症リスクの増大

2. 健康問題の発生頻度と感染症の種類

3. 海外渡航者とトラベラーズワクチン

4. わが国におけるトラベラーズワクチンの問題点

5. 望まれるトラベラーズワクチンの環境整備向上と感染症対策の啓発

4-2 高齢者や基礎疾患を有する成人渡航者

4-3 基礎疾患を有する小児の渡航者

4-4 小児・妊婦・授乳婦の渡航者

1. 小児

2. 妊婦

3. 授乳婦

4-5 追加接種・キャッチアップ接種の考え方

4-6 留学者とトラベラーズワクチン

1. 留学者数と留学先の推移

2. 留学者に必要な対応

3. 留学者とトラベラーズワクチン~基本的な考え方

4-7 英文予防接種証明書

1. 黄熱ワクチン

2. ポリオワクチン

3. 髄膜炎菌ワクチン

4. 帯同学童・留学者

4-8 渡航先別のワクチンの推奨

1. 接種ワクチンの選定には種々の要素が関与

2. 参照ウェブサイト

3. どの地域でも推奨されるワクチン

4. 東南アジア・南アジア・東アジア

5. 北アジア(ロシア)〜中央アジア〜東欧〜北欧

6. 中東

7. 西欧・北米・オーストラリア・ニュージーランド

8. アフリカ

9. 中南米

10. オセアニア(オーストラリア・ニュージーランド以外)

11. 渡航先別のワクチン推奨チャート

4-9 予防接種法・定期接種実施要領・健康被害救済など―わが国の諸規定

1. 予防接種の制度上の分類(定期接種と任意接種)

2. 定期接種と任意接種の法的背景

3. 医師の過失の判断

4. 「実施規則」や「実施要領」に準拠すべき点

5. 添付文書に準拠すべき点

6. 未承認ワクチンの法的問題

4-10 未承認ワクチンの取り扱い

1. 渡航者用ワクチンと未承認ワクチン

2. 輸入の方法

3. 有害反応発生時の補償制度

4. 未承認ワクチンの使用にあたっての注意点

5. 未承認ワクチンの今後

4-11 インバウンド(1)海外からの来日者や帰国者,互換性や接種スケジュールの差異にどう対応するか

1. アウトバウンドとインバウンドの現況

2. ワクチンの互換性(interchangeability)

3. 各国の予防接種スケジュールの差異

4. 外国語で記載された予防接種記録の判読

5. 外国人の感染症スクリーニング

4-12 インバウンド(2)文化や宗教の相違とワクチンに関する注意事項

1. 受診者との信頼関係を築くために

2. 文化および宗教と診療

3. 宗教・思想と食事

4. 宗教とワクチン

4-13 産業医とトラベラーズワクチン

1. 日系企業の海外進出

2. 予防接種

3. 帰国後の感染症

5. 各論

5-1 A型肝炎ワクチン

1. A型肝炎の病態と特徴

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性・免疫原性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-2 B型肝炎ワクチン

1. B型肝炎の特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-3 破傷風トキソイド・ジフテリアトキソイド・DT

1. 破傷風

2. ジフテリア

3. 接種法とスケジュール

4. 有効性

5. 安全性・副反応

6. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

7. わが国と国際標準の差異

8. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-4 DPT・DPT-IPV・Tdap

1. 百日咳の病態と特徴

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-5 狂犬病ワクチン

1. 狂犬病の特徴と現況

2. わが国と国際標準法の差異

3. 接種法とスケジュール(主に2010年のWHO position paperに基づく国際標準法について)

4. 有効性

5. 安全性・副反応

6. 渡航に際して接種が勧められる対象、その他渡航者に対するワクチンとして大切な事項

5-6 日本脳炎ワクチン

1. 日本脳炎の特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 中国で流通する日本脳炎ワクチン

8. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-7 ポリオワクチン

1. ポリオの特徴と現況

2. 接種法とスケジュール,有効性と安全性

3. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

4. わが国と国際標準の差異

5. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-8 黄熱ワクチン

1. 黄熱の特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

5-9 腸チフスワクチン

1. 腸チフスの特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-10 髄膜炎菌ワクチン

1. 髄膜炎菌感染症の特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性・免疫原性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-11 コレラワクチン

1. コレラの特徴と現況

2. コレラワクチンの種類と接種法・有効性・安全性

3. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

4. わが国と国際標準の差異

5. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-12 ダニ媒介性脳炎ワクチン

1. ダニ媒介性脳炎の特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-13 インフルエンザワクチン

1. インフルエンザ流行の現況とワクチン

2. 接種法とスケジュール

3. 効果

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. 渡航に際して接種が勧められる対象

5-14 麻しん・風しん・おたふくかぜ・水痘ワクチン

1. 特徴と現況

2. 接種法とスケジュール

3. 有効性

4. 安全性・副反応

5. 渡航者に対するワクチンとして大切な事項

6. わが国と国際標準の差異

7. 渡航に際して接種が勧められる対象

Ⅲ. 情報・資料編

6. ワクチン基礎講座

1. ワクチンの歴史

2. ワクチン開発のための革新的技術(受精卵の利用と細胞培養)

3. アジュバントの開発と自然免疫

4. わが国のワクチン開発の歴史

5. 現在のワクチンの課題

6. ワクチンに含まれる成分と副反応

7. 付録:各ワクチン概要と接種法一覧~国内規定と国際基準

8. 付録:マラリアの予防対策

1. マラリアの概要

2. マラリアの治療

3. マラリアの予防

4. 予防内服の実際

5. スタンバイ治療の実際

6. 特殊なグループのマラリア予防

このガイドラインは日本渡航医学会、協和企画より許可を得て掲載しています。

書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。

Mindsが提供するコンテンツの著作権は、それを作成した著作者・出版社に帰属しています。私的利用の範囲内で使用し、無断転載、無断コピーなどはおやめください。

戻る