-TG18新基準掲載-急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018

-TG18新基準掲載-急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018

初回投稿日:2019年3月18日

ページ更新日:2019年7月23日

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ページ更新日:2019年7月23日

書誌情報

作成委員会

急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン改訂出版委員会

発行年月日

2018年9月10日

第3版

発行形式

書籍

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

最新版

公開ステータス

本文公開中

Minds選定日

2019年3月5日

本文掲載日

2019年7月23日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「急性胆管炎・胆嚢炎」を主題として、日本肝胆膵外科学会、日本腹部救急医学会、日本胆道学会、日本外科感染症学会によって作成されています。2018年9月10日に医学図書出版から発行されました。Mindsでは、2019年3月5日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

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序文

評価委員の言葉

第Ⅰ章 クリニカルクェスチョン一覧

第Ⅳ章 急性胆道炎の初期診療と急性胆管炎のフローチャート

Q1 TG13急性胆管炎フローチャートの評価は?[Background Question]

Q2 抗菌薬と胆管ドレナージ以外に重症胆管炎に対して有効な治療は何か?[Future Research Question]

第Ⅴ章 急性胆管炎の診断基準と重症度判定基準

Q3 TG18/TG13急性胆管炎診断基準の評価は?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q4 急性胆管炎は,どのような症状をきたすのか?[Background Question]

Q5 急性胆管炎の診断基準としてのCharcot 3徴の位置づけは?[Background Question]

Q6 Reynolds 5徴を認める急性胆管炎は?[Background Question]

Q7 急性胆管炎の臨床徴候は膿性胆汁の有無により反映されるか?[Background Question]

Q8 急性胆管炎の診断に必要な血液検査は?[Background Question]

Q9 急性胆管炎の診療における血中膵酵素測定の意義は?[Background Question]

Q10 急性胆管炎に有用な画像検査法は何か?[Background Question]

Q11 急性胆管炎において,MRI/MRCP検査を推奨するか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q12 ダイナミックCT,ダイナミックMRIは急性胆管炎の診断に有用か?[Future Research Question]

Q13 急性胆管炎の診断時に鑑別を要する疾患は?[Background Question]

Q14 TG18/TG13急性胆管炎重症度判定基準の評価は?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q15 急性胆管炎の重症度判定において,重症とはどんな病態を示すのか?[Background Question]

Q16 急性胆管炎の重症度判定において,中等症とはどんな病態を示すのか?[Background Question]

Q17 急性胆管炎の重症度判定において,軽症とはどんな病態を示すのか?[Background Question]

Q18 Charcot 3徴を満たした急性胆管炎は,重症か?[Background Question]

Q19 血清プロカルシトニンの測定は,急性胆管炎の診断,重症度判定に有用か?[Future Research Question]

第Ⅵ章 急性胆嚢炎の診断基準と重症度判定基準

Q20 急性胆嚢炎診断基準(TG13診断基準)の評価は?[Background Question]

Q21 TG13急性胆嚢炎診断基準をTG18に用いることを推奨するか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q22 急性胆嚢炎の診断基準としてのMurphy’s signの位置づけは?[Background Question]

Q23 TG07急性胆嚢炎診断基準の評価は?[Background Question]

Q24 急性胆嚢炎の診断に最も重要な臨床徴候は何か?[Background Question]

Q25 腹痛で来院した患者の中で急性胆嚢炎はどのくらいの頻度か?[Background Question]

Q26 急性胆嚢炎の診断に際して行うべき血液検査は何か?[Background Question]

Q27 急性胆嚢炎を疑った場合,肝機能検査やビリルビン,血中膵酵素の測定は必要か?[Background Question]

Q28 急性胆嚢炎で血中膵酵素(リパーゼ,アミラーゼ)の上昇を認めた場合は何を考えるか?[Background Question]

Q29 プロカルシトニン測定は急性胆嚢炎の診断と重症度判定に有用か?[Future Research Question]

Q30 急性胆嚢炎の診断にUSは推奨されるか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q31 急性胆嚢炎の超音波所見は?[Background Question]

Q32 超音波検査を行ったときに急性胆嚢炎の診断に有用な所見は何か?[Background Question]

Q33 超音波カラードプラは急性胆嚢炎の診断に有用か?[Future Research Question]

Q34 急性胆嚢炎の重症度判定においてはどのような超音波所見に着目すべきか?[Background Question]

Q35 急性胆嚢炎を疑った場合,単純X線写真は有用か?[Background Question]

Q36 急性胆嚢炎の診療においてどのような場合にCTを撮影するべきか?[Background Question]

Q37 急性胆嚢炎のダイナミックCT所見は?[Background Question]

Q38 急性胆嚢炎の重症度判定においてはどのようなCT所見に着目すべきか?[Background Question]

Q39 MRI/MRCPは急性胆嚢炎の診断に有用か?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q40 急性胆嚢炎の診断時に鑑別を要する疾患は?[Background Question]

Q41 急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併している頻度は?[Background Question]

Q42 急性胆嚢炎と診断された症例が短時間に増悪した場合には,何を考えるか?[Background Question]

Q43 超音波検査により壊疽性胆嚢炎や気腫性胆嚢炎を診断する際に注意する所見は?[Background Question]

Q44 壊疽性胆嚢炎の診断にどのような画像診断が推奨されるか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q45 気腫性胆嚢炎の診断にどのような画像診断が推奨されるか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q46 TG13急性胆嚢炎重症度判定基準をTG18に用いることを推奨するか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q47 急性胆嚢炎の重症度判定において,重症とはどんな病態を示すのか?[Background Question]

Q48 急性胆嚢炎の重症度判定において,中等症とはどんな病態を示すのか?[Background Question]

Q49 急性胆嚢炎と診断されて,中等症と判定するための所見は何か?[Background Question]

第Ⅶ章 急性胆管炎・胆嚢炎の抗菌薬治療

Q50 急性胆管炎・急性胆嚢炎の起因菌を同定するためにはどのように検体を採取すべきか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q51 急性胆管炎と急性胆嚢炎の治療薬を選択する場合,どのような点を考慮すべきか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q52 急性胆管炎の患者の抗菌薬治療の最適治療期間と治療経路は何か。[Foreground Question(Clinical Question)]

Q53 急性胆嚢炎の患者の抗菌薬治療の最適期間はどのくらいか。[Foreground Question(Clinical Question)]

第Ⅷ章 急性胆管炎に対する胆管ドレナージの適応と手技

Q54 急性胆管炎に対する最適な胆管ドレナージ法は何か?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q55 内視鏡的経乳頭胆管ドレナージを行う場合には,内視鏡的経鼻胆管ドレナージと内視鏡的胆管ステンティングのどちらがよいか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q56 内視鏡的経乳頭的胆管ドレナージにESTは必要か?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q57 総胆管結石に起因する軽症・中等症の急性胆管炎に対する内視鏡的一期的結石除去は可能か?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q58 凝固異常を伴う胆管炎や抗血栓薬内服中の胆管炎に対する胆管ドレナージ治療は?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q59 術後再建腸管例(B-I再建腸管を除く)の胆管炎に対する最適なドレナージ法は?[Foreground Question(Clinical Question)]

第Ⅸ章 急性胆嚢炎に対する胆嚢ドレナージの適応と手技

Q60 手術リスクの高い急性胆嚢炎患者における標準的胆嚢ドレナージ法は?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q61 術前のドレナージとして経乳頭的胆嚢ドレナージの際にENGBDあるいはEGBSのどちらが推奨されるか?[Foreground Question(Clinical Question)]

第Ⅹ章 急性胆嚢炎診療フローチャート

Q62 急性胆嚢炎に対する初期診療は?[Background Question]

Q63 急性胆嚢炎に対しては,開腹胆嚢摘出術よりも腹腔鏡下胆嚢摘出術が推奨されるか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q64 急性胆嚢炎の重症度別に,どのような診療が望ましいか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q65 急性胆嚢炎に対する手術の至適な施行時期は?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q66 胆嚢ドレナージ後,胆嚢摘出術の至適な施行時期は?[Future Research Question]

Q67 急性胆嚢炎に対する手術の延期を検討すべき危険因子は?[Future Research Question]

Q68 抗血栓症薬服用中の急性胆嚢炎症例に対する手術時に,抗血栓症薬の休薬は必要か?[Future Research Question]

第ⅩⅠ章 急性胆嚢炎に対する外科治療

―腹腔鏡下胆嚢摘出術の安全な手順safe steps―

Q69 急性胆嚢炎における腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術難度の指標は何か?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q70 急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術が困難な場合,どんな手術が推奨されるか?[Foreground Question(Clinical Question)]

Q71 急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術においてBDIを避けるために重要なことは何か?[Background Question]

Q72 急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術において安全な手順は何か?[Background Question]

Q73 総胆管結石の存在する急性胆嚢炎に対して一期的治療は二期的治療より優れているか?[Future Research Question]

Q74 急性胆嚢炎に対するreduced port surgeryの役割は何か?[Future Research Question]

第Ⅱ章 本ガイドライン改訂の必要性と作成方法

1. 本ガイドライン改訂の背景

2. 本ガイドラインの目的と利用者,対象者

1) 目的

2) 利用者

3) 対象者

3. 本ガイドラインを使用する場合の注意事項

4. ガイドライン作成ならびに評価に関する委員

1) 出版責任者・組織委員長

2) 出版・作成副委員長

3) 顧問

4) ガイドライン作成委員,担当領域

5) 文献検索指導

6) ガイドライン評価に関する委員

5. ガイドライン作成法

1) 重要臨床課題の抽出

2) ガイドライン全体の構成

3) クリニカルクェスチョン(CQ)の再検討

4) システマティックレビュー

5) 推奨作成

6) 外部評価

7) 公聴会

6. 文献検索法,総体としてのエビデンスのレベル,推奨の強さ

1) 文献検索法,採用基準,除外基準

2) 総体としてのエビデンスのレベル

3) 推奨の強さの決定

7. 改訂

8. 資金

9. 本ガイドライン普及推進の工夫

1) 臨床で実施された内容の反映

2) モバイルアプリの開発と提供

3) TG18(Update Tokyo Guidelines)の無料公開

4) 本ガイドラインの展開媒体

10. 利益相反

第Ⅲ章 重要な基本的知識(Background knowledge)

―治療の基本的概念,定義,基準,病態,疫学,言葉の定義,歴史等―

1. 定義・病態

1) 急性胆管炎

2) 急性胆嚢炎

2. 発生率

1) 有症状化の頻度

2) 急性胆管炎・胆嚢炎における重症例の頻度

3) ERCP後の合併症としての急性胆管炎・胆嚢炎

3. 成因と機序

1) 急性胆管炎

2) 急性胆嚢炎

3) 危険因子

4. 予後

1) 死亡率

2) 死因(Cause of death)

3) 再発

第Ⅳ章 急性胆道炎の初期診療と急性胆管炎のフローチャート

1. 急性胆道炎に対する初期対応フローチャート

1) 初期治療

2) 重症度判定と全身状態の評価

2. 急性胆管炎診療フローチャート

第Ⅴ章 急性胆管炎の診断基準と重症度判定基準

1. 診断基準

1) 急性胆管炎・診断基準のプロセスと,

TG18(Tokyo Guidelines 2018)基準

2) TG18/TG13急性胆管炎診断基準の評価

3) TG18/TG13急性胆管炎診断基準のコンセプト

2. 臨床徴候

1) 急性胆管炎の臨床徴候と疾患概念,用語に関する歴史

2) 急性胆管炎の臨床徴候

3) 胆道疾患の既往

3. 血液検査

1) 一般血液検査

2) その他の血中マーカー

4. 画像診断

5. 鑑別診断

6. 重症度判定基準

1) 急性胆管炎重症度判定基準の沿革

2) TG18/TG13急性胆管炎重症度判定基準の評価

3) TG18/TG13急性胆管炎重症度判定基準改訂のコンセプト

第Ⅵ章 急性胆嚢炎の診断基準と重症度判定基準

1. 診断基準

1) 急性胆嚢炎診断基準・重症度判定基準の改訂のポイント

2. 臨床徴候

3. 血液検査

4. 画像診断

1) 超音波検査(体外式)

2) 単純X線写真

3) CT(computed tomography)

4) MRI(magnetic resonance imaging)/MRCP(magnetic resonance chorangiopancreatography)

5) ERCP(endoscopic retrograde cholangiopancreatography)

6) EUS(endoscopic ultrasonography)

7) 99mTc-hepatobiliary iminodiacetic acid(HIDA)scan

8) DIC(drip infusion cholangiography),DIC-CT

5. 鑑別診断

6. 重症度判定基準

1) 急性胆嚢炎重症度判定基準改訂のコンセプト

第Ⅶ章 急性胆管炎・胆嚢炎の抗菌薬治療

1. 抗菌薬の役割

2. 意思決定プロセス

3. 急性胆管炎・胆嚢炎の微生物学

4. グラム陰性桿菌のESBL(extended-spectrum beta-lactamase)およびカルバペネマーゼ産生菌の地域での蔓延率prevalence

5. クリニカルクェスチョン

6. 市中発症の急性胆管炎と急性胆嚢炎の治療に適切な抗菌薬の選択と投与計画

7. 市中発症GradeⅢの急性胆管炎・急性胆嚢炎の抗菌薬治療

8. 軽症および中等症の市中発症急性胆管炎および胆嚢炎

9. 医療関連急性胆管炎および急性胆嚢炎

10. 胆道感染症の治療に抗菌薬の胆汁移行性は関与するか?

11. 高度耐性菌による胆管炎・胆嚢炎はどのように治療すべきか

12. 感受性結果が判明後の抗菌薬治療

13. 経口薬への変更

14. 抗菌薬による潅流

15. 結論

第Ⅷ章 急性胆管炎に対する胆管ドレナージの適応と手技

1. 胆管ドレナージの適応とテクニック

1) 経皮経肝胆道ドレナージ(PTCDまたはPTBD)

2) 外科的ドレナージ

3) 内視鏡的経乳頭的ドレナージ(EBD)

2. 乳頭処置

1) 内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)

2) 内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)

3) 内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)

3. 術後再建腸管例に対する胆管ドレナージの適応とテクニック

1) 術後再建腸管例に対するバルーン小腸内視鏡による胆管ドレナージ

2) 術後再建腸管例に対する超音波内視鏡ガイド下胆管ドレナージと順行性治療

第Ⅸ章 急性胆嚢炎に対する胆嚢ドレナージの適応と手技

1. PTGBD

2. 内視鏡下胆嚢ドレナージ

3. PTGBA

4. 凝固異常や抗血栓薬内服中の患者に対する胆嚢ドレナージ

5. ENGBDとEGBSの手技

6. ENGBDかEGBSどちらが選択されるべきか

7. 特殊な胆嚢ドレナージ:超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ(EUS-GBD)

1) EUS-GBDの手技

2) EUS-GBDの成績

3) Questions

第Ⅹ章 急性胆嚢炎診療フローチャート

1. 第3版で提示する急性胆嚢炎診療フローチャートの作成基準

1) 米国麻酔科学会による術前状態分類

2) 年齢調整を含めたチャールソン併存疾患指数

3) 臓器障害の種類(治療反応性臓器障害または致死性臓器障害)

2. 急性胆嚢炎の診療フローチャート

1) GradeⅠ(軽症)のフローチャート

2) GradeⅡ(中等症)のフローチャート

3) GradeⅢ(重症)のフローチャート

4) 高次施設への搬送基準

第ⅩⅠ章 急性胆嚢炎に対する外科治療

―腹腔鏡下胆嚢摘出術の安全な手順safe steps―

1. 胆嚢亜全摘術

2. 開腹移行

3. Fundus first technique

4. 回避手術の適応

第ⅩⅡ章 急性胆管炎・胆嚢炎診療バンドル

第ⅩⅢ章 急性胆管炎・胆嚢炎バンドルチェックリスト

このガイドラインは急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン改訂出版委員会、医学図書出版より許可を得て掲載しています。

書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。

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