(旧版)小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017《2019年改訂版》

(旧版)小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017《2019年改訂版》

初回投稿日:2024年3月29日

ページ更新日:2024年3月25日

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ページ更新日:2024年3月25日

このガイドラインの改訂版が発行されています。

書誌情報

作成委員会

日本小児アレルギー学会喘息治療・管理ガイドライン委員会

発行年月日

2019年12月12日

第1版

発行元

発行形式

書籍

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

旧版

公開ステータス

本文掲載終了

Minds選定日

2018年8月7日

本文掲載日

2019年5月28日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「小児気管支喘息」を主題として、日本小児アレルギー学会、荒川浩一、足立雄一、海老澤元宏、藤澤隆夫によって作成されています。2019年12月12日に協和企画から発行されました。Mindsでは、2018年8月7日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

なお、この診療ガイドラインの本文は、著作権者との協議により、第1章と第13章、及びそれ以外の章については要旨のみを掲載しています。【現在は本文掲載終了】

目次

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略語一覧

図表一覧

「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017《2019年改訂版》」の利益相反

第1章 JPGL2017の作成方法・CQ

1. JPGL2017の目的

2. 本ガイドラインの基本姿勢

3. JPGL作成と改訂の経緯

4. 利用者

5. 作成委員会構成

6. 本書の構成

7. 作成方針

8. クリニカルクエスチョン(CQ)の一覧

9. システマティックレビュー(SR)の方法

Ⅰ. エビデンスの収集

Ⅱ. スクリーニング

Ⅲ. RCTからの情報抽出と個々の評価

Ⅳ. エビデンス総体の評価

Ⅴ. SRレポートの作成

10. エビデンスレベルと推奨グレードの設定方法

11. JPGL2012からの変更点

1) 主な変更点

2) 小さな変更点

12. 今後の課題

1) 本ガイドラインの広報

2) 本ガイドラインの普及・遵守状況の評価

3) 改訂の予定

13. 謝辞

Clinical Question(CQ)と推奨、推奨度・エビデンス一覧

Clinical Question(CQ)1~8

CQ1 小児喘息患者の長期管理において吸入ステロイド薬(ICS)の長期使用と成長抑制との関連はあるか?

CQ2 小児喘息患者において吸入ステロイド薬(ICS)で長期管理中にステップアップする際はICSの増量とICSに長時間作用性吸入β2刺激薬(LABA)を追加する方法(ICS/LABA)のどちらが有用か?

CQ3 小児喘息患者において吸入ステロイド薬(ICS)で長期管理中の追加治療としてロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)は有用か?

CQ4 小児喘息患者の長期管理において有症状時にのみ吸入ステロイド薬(ICS)を吸入(間欠吸入)することは有用か?

CQ5 小児喘息患者の長期管理においてロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)と吸入ステロイド薬(ICS)のどちらが有用か?

CQ6 小児喘息患者において急性増悪(発作)時に短時間作用性吸入β2刺激薬(SABA)を反復吸入する場合は、スペーサーを用いた加圧噴霧式定量吸入器(pMDI)による吸入と吸入液の電動ネブライザーによる吸入とどちらが有用か?

CQ7 小児喘息患者の急性増悪(発作)時に吸入ステロイド薬(ICS)の増量は有用か?

CQ8 小児喘息患者の急性増悪(発作)時の全身性ステロイド薬投与は症状改善後の増悪予防に有用か?

第2章 定義,病態生理,診断,重症度分類

1. 定義

2. 病態生理

1) 気道炎症

2) 気道リモデリング

3) 気道過敏症

4) 気流制限

3. 診断

1) 症状・所見

2) アレルギー疾患の既往歴・家族歴

3) 検査所見

4) 鑑別診断

4. 病型

5. 重症度の評価

1) 重症度とその分類

2) 喘息のコントロール状態

6. 予後(転帰)

第3章 疫学

1. 日本の疫学調査

2. 喘息有症率

1) 現在の喘息有症率

2) 有症率の経年的変化

3) 有症率の年齢差・性差

4) 有症率の地域差

3. 喘息診療

1) 入院数

2) 重症度とコントロール

3) 長期管理薬の使用状況

4) アレルギー疾患の合併

5) 発症と予後

4. 喘息死

1) 現在の喘息死亡率と喘息死亡数

2) 喘息死亡率と喘息死亡数の経年的変化

3) 喘息死の実態

第4章 危険因子とその対策

1. 喘息発症に関わる個体因子

1) 家族歴と性差

2) 素因

3) 遺伝子

2. 喘息発症・増悪に関わる環境因子とその対策

1) アレルゲン

2) 呼吸器感染症

3) 室内空気・大気汚染物質

4) その他の因子

3. 海外の喘息ガイドラインにおける喘息の予防指針

1) 発症予防指針

2) 憎悪予防指針

第5章 病態評価のための検査法

1. アレルギー状態の評価

1) 血清総IgE値

2) 末梢血好酸球数

3) アレルゲン特異的IgE抗体とプリックテスト

4) 呼気中一酸化炭素濃度(FeNO)と喀痰中好酸球数

2. 呼吸機能検査

1) スパイロメトリー

2) フローボリューム曲線

3) スパイロメトリーの解釈

4) スパイロメトリー測定上の留意点

5) 気道可逆性試験

3. ピークフロー(PEF)モニタリング

1) PEF測定の意義

2) PEFモニタリングのための患者教育

3) 入手できる主なPEFメータ

4) PEF基準値(予測値)と自己最良値

5) PEFの日内変動

4. 気道過敏性検査

1) 気道過敏性試験とは

2) 検査の実際

3) 結果の解釈

5. 気道炎症の評価

1) FeNO

2) 喀痰細胞診

6. 新しい検査法

1) 矯正オシレーション法(FOT)

2) 肺音

3) 好酸球顆粒タンパク質

4) ペリオスチン

第6章 患者教育,吸入指導

1. 小児喘息治療・管理における患者教育の位置づけ(意義)

2. 患者・家族とのパートナーシップの確立

1) 患者教育の対象

2) 信頼関係の構築と患者側のニーズの把握

3. 治療目標の設定と共有

1) 発作予防(または憎悪予防)を基盤とした治療目標と治療姿勢

2) 病態生理の説明

3) 治療目標の共有

4. アドヒアランス(Adherence)の向上

1) 理解と納得の上に成り立つアドヒアランス

2) 行動医学モデルが指摘するアドヒアランスを高める条件

3) 喘息日誌(セルフモニタリング)と個別対応プラン(アクションプラン)の活用

4) 発達段階に応じた教育

5) 患者教育の問題点

6) 伝える工夫

7) 医療スタッフによる指導

8) 教材や喘息治療情報の提供

5. 小児喘息における心理学的アプローチ

1) 急性憎悪(発作)の心身医学的機序

2) 行動分析に基づく心理学的アプローチとストレスマネジメント

6. 小児喘息とQOL

1) 喘息患児と保護者のQOL

2) 喘息患児のQOL

3) 保護者のQOL

7. 効率的な吸入療法

1) 吸入療法の特徴

2) 吸入機器の種類と特徴

3) 吸入機器の種類と年齢に応じた選択

4) 吸入指導の重要性

8. 定量吸入器と吸入方法

1) ドライパウダー定量吸入器(DPI)

2) 加圧噴霧式定量吸入器(pMDI)

9. 吸入補助員(スペーサー)

1) 吸入方法

2) 推奨されるスペーサー

3) 静電気の問題

10. ネブライザー

第7章 長期管理に関する薬物療法

1. 長期管理の目標と実践:薬物療法の位置づけ

2. 小児喘息の長期管理に用いられる薬剤

1) 吸入ステロイド薬(ICS)

2) 吸入ステロイド薬/長時間作用性吸入β2刺激薬(LABA)配合剤

3) ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)

4) LTRA以外の抗アレルギー薬

5) テオフィリン徐放製剤

6) 抗IgE抗体

3. 短期追加治療に用いられる薬剤

LABA以外の長時間作用性β2刺激薬

4. 長期管理における薬物療法の進め方

1) 長期管理における薬物療法開始時の重症度評価と治療開始ステップ

2) コントロール状態の評価と対応

3) 長期管理の考え方

4) 各治療ステップにおける薬物療法の進め方

5) 難治性喘息について

6) 長期管理薬の中止

付記1: 長期入院療法

付記2: メポリズマブ

付記3: デュピルマブ

付記4: ダニアレルゲン特異的免疫療法(減感作療法)

第8章 急性憎悪(発作)への対応

1. 家庭での対応

1) 「強い喘息発作のサイン」の有無による対応

2) 「強い喘息発作のサイン」がある場合の対応

3) 「強い喘息発作のサイン」がない場合の対応

4) 喘息児とその家族に対する指導のポイント

2. 医療機関での対応

1) 救急外来治療で把握すべきこと

2) 小発作に対する治療

3) 中発作に対する治療

4) 大発作・呼吸不全に対する治療(入院での対応)

5) 入院治療の調整と退院の基準

6) 退院時の指導

3. 一般的な急性憎悪(発作)の治療薬

1) β2刺激薬

2) イソプロテレノール

3) 全身性ステロイド薬

4) 吸入ステロイド薬

5) テオフィリン薬

6) アドレナリン

7) 抗菌薬

8) 粘液溶解薬と去痰薬

9) 鎮咳薬

第9章 乳幼児期の特殊性とその対応

1. 特徴と課題

2. 病態生理

3. 喘鳴性疾患の病型分類(フェノタイプ)

4. 診断

5. 鑑別診断

第10章 思春期・青年期喘息

1. 思春期から青年期の捉え方

1) 思春期・青年期喘息の病態的特徴

2) 思春期・青年期喘息の問題点

2. 移行期医療の考え方

1) 移行期医療

2) 思春期・青年期喘息における移行期医療

3) 移行期医療としての思春期・青年期喘息

3. 思春期・青年期喘息における他機関や他機種との連携

4. 喘息死

5. 喘息と妊娠

第11章 呼吸器関連合併症

1. 急性憎悪(発作)期の合併症

1) air leak(空気漏出)症候群

2) 無気肺と肺虚脱

2. 慢性経過中の合併症

1) アレルギー性鼻炎

2) 副鼻腔炎

3) 胃食道逆流症

4) 胸郭変形

第12章 日常管理

1. 社会生活(学校保健など)

1) 通学,通園への配慮

2) 急性憎悪(発作)時の対応

3) 体育と運動誘発喘息

4) 行事への参加

5) その他

2. 運動への対応(運動誘発喘息,EIA)

1) EIAの病態・機序

2) EIAの診断

3) EIAの臨床的意義

4) EIAの予防

5) 運動療法

6) アスリートと喘息

3. 予防接種

1) 予防接種ガイドラインにおける日本小児アレルギー学会の見解

2) 喘息児への接種時の注意点

4. 手術時の対応

1) 術前の評価

2) 術前のコントロール

3) 麻酔科医師への十分な申し送り

4) 麻酔における注意

5) 術後管理

6) まとめ

5. 災害時に備えて

1) 災害時のこどもアレルギー疾患対応パンフレット

2) 災害派遣医療スタッフ向けのアレルギー児対応マニュアル

第13章 ガイドラインの今後の課題

1. エビデンスに準拠したガイドライン作成への取り組み

2. JPGLと海外のガイドラインの違い

3. 今後の課題

1) 病態と診断の考え方

2) 疫学

3) 予防

4) 治療・管理の進め方

第14章 主な抗喘息薬一覧表

このガイドラインは、日本小児アレルギー学会および協和企画より許可を得て、第1章と第13章、及びそれ以外の章の要旨を掲載しています。

書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。

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