終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン 2013年版

終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン 2013年版

初回投稿日:2013年5月21日

ページ更新日:2013年12月3日

初回投稿日:2013年5月21日

ページ更新日:2013年12月3日

書誌情報

作成委員会

緩和医療ガイドライン委員会

発行年月日

2013年1月31日

第1版

発行元

発行形式

書籍

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

最新版

公開ステータス

本文公開中

Minds選定日

2013年3月21日

本文掲載日

2013年12月3日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「終末期がん患者の輸液療法」を主題として、日本緩和医療学会によって作成されています。2013年1月31日に金原出版から発行されました。Mindsでは、2013年3月21日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

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I章 はじめに

1 ガイドライン作成の経緯と目的

2 ガイドラインの使用上の注意

1. 対象患者

2. 効果の指標

3. 使用者

4. 個別性の尊重

5. 定期的な改訂の必要性

6. 責任

7. 利益相反

8. 構成

3 推奨の強さとエビデンスレベル

1. エビデンスレベル

2. 推奨の強さ

3. 推奨の強さとエビデンスレベルの臨床的意味

4 用語の定義

II章 背景知識

1 輸液とは

1. 輸液の定義

2. 輸液の種類と適応

3. 輸液の禁忌

2 輸液剤

1. 輸液の種類

2. 補充輸液剤と維持輸液剤

補充輸液剤

維持輸液剤

3 輸液の生理作用

1. 生体内水分量とその分布

2. 体液分布と電解質

3. 輸液の種類と再分配

4 輸液による栄養療法の基本

1. 栄養状態とは

2. 栄養障害とその種類

3. 栄養評価法

主観的栄養評価法

客観的栄養評価法

4. 栄養管理のプランニング

栄養管理法の選択

栄養投与成分の決定

水・電解質投与量の決定

必要エネルギー量の決定

蛋白(アミノ酸)投与量の決定

脂肪投与量の決定

糖質投与量の決定

微量栄養素の効果と投与量

5 輸液に伴う合併症

1. 高血糖

2. 低血糖

3. 肝内胆汁うっ滞

4. アミノ酸代謝異常

5. 必須脂肪酸欠乏症

6. 乳酸アシド-シス

7. 微量元素欠乏症

8. 昏睡

9. 電解質異常

6 在宅経静脈栄養

1. 在宅経静脈栄養の適応と禁忌

2. 在宅経静脈栄養実施の体制づくり

入院中の体制づくり

在宅療養の体制づくり

外来での管理・フォロ-アップ

3. 合併症とその対処方法/患者・家族教育

4. 輸液剤の調製・供給

5. 輸液管理と実施

カテ-テルの選択と留置法

在宅用輸液システムと必要な器具

輸液システム管理の実際

7 皮下輸液法

1. 皮下輸液の適応

2. 皮下輸液の方法

3. 皮下輸液による補液の利点

4. 皮下輸液による補液の欠点

5. 皮下輸液の実施法

6. 皮下投与が可能な薬剤

7. 皮下投与が不可である薬剤

8. 皮下輸液剤の選択

8 がん患者の栄養状態の特徴

1. がん自体の病態に基づく栄養障害

2. 不適切な栄養管理による栄養障害(医原性栄養障害)

9 がん悪液質の概念と最近の動向

1. 悪液質の定義

2. 悪液質発生の機序

3. がん患者に対する栄養管理の原則

栄養補給ル-ト

エネルギ-投与量

終末期における輸液管理

4. 代謝制御・栄養管理の実際

非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)

コルチコステロイド

抗サイトカイン療法

エイコサペンタエン酸(EPA)

分岐鎖アミノ酸(BCAA),L-カルニチン,CoQ10

消化管運動亢進薬

運動療法

栄養指導・栄養教育

チ-ム医療と集学的アプロ-チ

その他の治療

10 精神面・生活への影響

1. 意思決定に関して

患者・家族・医療者間における認識と情報の共有

心理的苦痛への支援

2. 実施に関して

11 倫理的問題

1. 基本的な考え方

2. 一般的な倫理原則および行動規範

3. 意思決定のプロセス

4. 倫理的意思決定の問題点

5. 特に輸液に関する問題

III章 推奨

○ 概念的枠組みと全般的な推奨

1 身体的苦痛・生命予後

1. 身体的苦痛

2. 生命予後

2 精神面・生活への影響

3 倫理的問題

IV章 法的問題

1 本ガイドライン委員会の考え方

2 臨床疑問に対する基本的な考え方

3 法的問題に関する解説

1. 死を招く行為に関する法的な考え方

2. 本人や家族の意思の位置付け

本人の意思

家族の意思

3. 先例

V章 資料

1 作成過程

概要

臨床疑問の設定

系統的文献検索

妥当性の検証

緩和医療学会の承認

2 文献検索式

3 海外他機関によるガイドラインの要約

4 今後の検討課題

索引

このガイドラインは、 日本緩和医療学会、金原出版より許可を得て掲載しています。

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