(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

(旧版)前立腺癌診療ガイドライン 2006年版

初回投稿日:2007年2月14日

ページ更新日:2007年2月14日

初回投稿日:2007年2月14日

ページ更新日:2007年2月14日

書誌情報

作成委員会

日本泌尿器科学会前立腺癌診療ガイドライン作成班

発行年月日

2006年5月

第1版

発行元

発行形式

単行本

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

旧版

公開ステータス

本文掲載終了

Minds選定日

本文掲載日

2007年2月14日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「前立腺癌」を主題として、日本泌尿器科学会によって作成されています。2006年5月に金原出版から発行されました。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

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発刊によせて

作成にあたって

ガイドライン作成委員

前立腺癌診療ガイドライン作成の経緯および手順に関して

前立腺癌診療ガイドライン作成の経緯

EBMに基づいた診療ガイドライン

前立腺癌診療ガイドライン作成の手順

前立腺癌治療のアルゴリズム

PSA検査の精度と高値例に対する精密検査の必要性について

第1章 疫学

1 罹患率・死亡率

2 危険因子

3 前立腺癌検診

4 前立腺癌全国登録プログラム

参考文献

CQ1 前立腺癌の罹患率はどのくらいか?

CQ2 前立腺癌の死亡率はどのくらいか?

CQ3 ラテント癌の性質と頻度はどのくらいか?

CQ4 ラテント癌が臨床癌に進展することはあるのか?

CQ5 前立腺肥大症と前立腺癌の関係はどのようになっているのか?

CQ6 前立腺癌の危険因子はどのようなものがあるか?

CQ7 前立腺癌の一次予防にはどのようなものがあるか?

CQ8 前立腺癌検診は欧米ではどのように評価されているか?

CQ9 前立腺癌検診によって前立腺癌の死亡率減少が可能か?

CQ10 日本において前立腺癌検診はどのように行われているか?

CQ11 前立腺癌検診の受診間隔はどのくらいが適当か?

CQ12 日本において前立腺癌検診により癌がどのくらい発見されているのか?

CQ13 前立腺癌検診は今後どのようにすすめていくべきか?

第2章 診断

1 直腸診,PSA,経直腸超音波検査

2 前立腺生検

3 病期診断

1)T-病期診断

2)N-病期診断

3)M-病期診断

参考文献

CQ1 直腸診は前立腺癌の診断に有用か?

CQ2 PSA グレーゾーンの生検絞り込みに% free PSA,complexedPSA などのPSA molecular form は有用か?

CQ3 PSAグレーゾーンの生検絞り込みにPSAD,PSATZ などのPSA volumeパラメーターは有用か?

CQ4 前立腺癌の診断に年齢階層別PSA基準値は有用か?

CQ5 前立腺癌の家族歴を有する人は積極的にPSA検査を受けるべきか?

CQ6 PSA4.0ng/ml未満では精密検査の対象となるか?

CQ7 経直腸前立腺生検で麻酔は必要か?

CQ8 経直腸生検と経会陰生検のどちらが勧められるか?

CQ9 前立腺多個所生検が勧められるか? 何個所採取すべきか?

CQ10 前立腺移行領域(TZ)のルーチン生検は必要か?

CQ11 初回生検で陰性の場合,再生検を勧める有用なパラメーターは何か?

CQ12 2回目の生検でも陰性の場合,積極的に癌を検索すべきか? もしそうだとしたら,その後の生検で癌が見つかる可能性はどれくらいか?

CQ13 初回生検でhigh grade PINが認められた場合,即再生検が勧められるか?

CQ14 PSA,臨床病期,生検所見は病期予測に有用か?

CQ15 原発巣の病期決定(T-病期診断)にはどのような検査が勧められるか?

CQ16 リンパ節の評価(N-病期診断)にはどのような検査が勧められるか?

CQ17 骨転移の診断(M-病期診断)のための骨シンチグラフィは全例に必要か?

第3章 治療総論

1 治療方法の変遷

2 文献評価上の問題点

3 外科治療

(1)外科治療におけるエビデンス

(2)外科治療のエンドポイント

(3)前立腺全摘除術の根治性

(4)前立腺全摘除術の適応条件

(5)ネオアジュバント内分泌療法

(6)手術手技

(7)術後経過観察・再発診断

(8)再発後治療

参考文献

4 放射線療法

(1)放射線療法の変遷

(2)外照射療法

(3)組織内照射療法

(4)放射線治療後の再発

参考文献

5 薬物療法

(1)前立腺癌における内分泌療法

(2)Maximum androgen blockade(MAB)の妥当性

(3)再燃癌に対する薬物療法

参考文献

6 待機療法

(1)待機療法の定義

(2)進行性前立腺癌に対する待機遅延内分泌療法

(3)限局性前立腺癌に対する待機遅延内分泌療法

(4)限局性前立腺癌に対するPSA監視療法

参考文献

7 各治療法の適応基準

(1)T1aN0M0

(2)T1b-2N0M0

(3)T3N0M0

(4)T4N0M0,もしくはN1もしくはM1

8 外科治療と放射線治療の比較

9 緩和医療

(1)前立腺癌における緩和医療

(2)疼痛対策

(3)脊髄麻痺

(4)局所症状

(5)水腎症に対する対策

参考文献

第4章 外科治療

1 外科治療のエビデンス

2 外科治療ではEBMの確立は困難か?

3 前立腺癌の外科治療特有の問題

4 外科治療のエンドポイントとPSA再発

5 限局性前立腺癌に対する前立腺全摘除術の根治性

6 前立腺全摘除術の適応条件

7 ネオアジュバント内分泌療法

8 手術手技

9 術後経過観察・再発診断

10 再発後治療

参考文献

CQ1 前立腺全摘除術においてPSA再発を治療成績のエンドポイントの一つとすべきである。

CQ2 限局性前立腺癌に対する前立腺全摘除術は最も根治の可能性が高く,長期予後が期待できる治療法である。

CQ3 前立腺全摘除術においてPSA再発をきたしにくいという条件ではPSA<10ng/ml,Gleasonスコア7以下,T1c-T2bが推奨される。

CQ4 Gleasonスコア8以上あるいはPSA20ng/ml以上に対する症例に対しても前立腺全摘除術の適応がある。

CQ5 T3(stage C)前立腺癌に対して前立腺全摘除術の適応がある。

CQ6 高齢者の前立腺癌に対して前立腺全摘除術の適応がある。

CQ7 前立腺全摘除術において病態の判断のため米国で発表されたノモグラムを適応すべきである。

CQ8 前立腺全摘除術は症例数の多い施設で受けるべきである。

CQ9 局所前立腺癌に対して3カ月間ネオアジュバント内分泌療法を施行すべきである。

CQ10 恥骨後式前立腺全摘除術は経会陰式,腹腔鏡下手術より推奨される手術法である。

CQ11 前立腺全摘除術において尿禁制を確保するため恥骨前立腺靱帯,膀胱頸部温存をするべきである。

CQ12 前立腺全摘除術において神経温存手術の適応はどのように決定すべきか。

CQ13 前立腺全摘除術におけるリンパ節郭清に意義はあるか。

CQ14 局所前立腺癌に対するHIFU治療は治療成績の期待できる治療法である。

CQ15 術後再発診断におけるPSA再発の診断基準は?

CQ16 術後経過観察においてPSA以外にどのような診断法が勧められるか?

CQ17 危険因子を有する症例に対してはアジュバント治療が推奨される。

CQ18 術後PSA再発症例に推奨される救済治療は何か?

第5章 放射線療法

はじめに

1 外照射療法

2 組織内照射療法

3 放射線治療後の再発,その他

4 補助および救済放射線治療

参考文献

A.外照射

CQ1 根治的外照射はどのような症例に適応されるのか?

CQ2 根治的外照射での至適線量と分割方法はどのようなものか?

CQ3 根治的外照射での適切な照射の種類と方法はどのようなものか?

CQ4 根治的外照射の照射範囲に所属リンパ節領域を含めることは有用か?

CQ5 外照射において,内分泌療法の併用は有用か?

1.アジュバント内分泌療法

2.ネオアジュバント内分泌療法

参考文献

CQ6 外照射と前立腺全摘除術に治療効果の差はあるのか?

CQ7 外照射における有害事象はどのようなものがあるか? また,QOLはどのように影響するか?

B.密封小線源永久挿入治療(単独)

CQ1 密封小線源永久挿入治療(単独)はどのような症例に適応されるのか?

CQ2 密封小線源永久挿入治療(単独)での至適線量はどのようなものか?

CQ3 密封小線源永久挿入治療(単独)での線源の種類と適切な治療技術はどのようなものか?

CQ4 密封小線源永久挿入治療(単独)において内分泌療法の併用は有用か?

CQ5 密封小線源永久挿入治療(単独)の治療成績はどのようなものか?

CQ6 密封小線源永久挿入治療(単独)における有害事象はどのようなものがあるか? また,QOLはどのように影響されるか?

C.密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法

CQ1 密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法はどのような症例に適応されるのか?

CQ2 密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法での至適線量と分割方法はどのようなものか?

CQ3 密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法での適切な照射方法と治療技術はどのようなものか?

CQ4 密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法において内分泌療法の併用は有用か?

CQ5 密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法の治療成績はどのようなものか?

CQ6 密封小線源永久挿入治療,外照射併用療法における有害事象はどのようなものがあるか? また,QOLはどのように影響されるか?

D.高線量率組織内照射(HDR)単独療法

CQ1 イリジウム192による高線量率組織内照射単独療法はどのような症例に適応されるのか?

CQ2 イリジウム192による高線量率組織内照射単独療法での至適線量と分割方法はどのようなものか?

CQ3 イリジウム192による高線量率組織内照射単独療法での適切な治療技術はどのようなものか?

CQ4イリジウム192による高線量率組織内照射単独療法において内分泌療法の併用は有用か?

CQ5 イリジウム192による高線量率組織内照射単独療法の治療効果はどうか?

CQ6 イリジウム192による高線量率組織内照射単独療法における有害事象はどのようなものがあるか? また,QOLはどのように影響されるか?

E.高線量率組織内照射(HDR),外照射併用療法

CQ1 イリジウム192による高線量率組織内照射,外照射併用療法はどのような症例に適応されるのか?

CQ2 イリジウム192による高線量率組織内照射,外照射併用療法での至適線量と分割方法はどのようなものか?

CQ3 イリジウム192による高線量率組織内照射,外照射併用療法での適切な治療技術はどのようなものか?

CQ4 イリジウム192による高線量率組織内照射,外照射併用療法において内分泌療法の併用は有用か?

CQ5 イリジウム192による高線量率組織内照射,外照射併用療法の治療効果はどのようなものか?

CQ6 イリジウム192による高線量率組織内照射,外照射併用療法における有害事象はどのようなものがあるか? また,QOLはどのように影響されるか?

F.陽子線および重粒子線治療

CQ1 陽子線および重粒子線治療はどのような症例に適応されるのか?

CQ2 陽子線および重粒子線治療での至適線量と分割方法はどのようなものか?

CQ3 陽子線および重粒子線治療の種類と適切な照射方法はどのようなものか?

CQ4 陽子線および重粒子線治療において内分泌療法の併用は有用か?

CQ5 陽子線および重粒子線治療の治療成績はどのようなものか?

CQ6 陽子線および重粒子線治療における有害事象はどのようなものがあるか? また,QOLはどのように影響されるか?

G.根治的放射線療法後の生化学的再発の定義

CQ1 生化学的ならびに臨床的再発はどのように判定したらよいか?

CQ2 照射後に生検を行う意味はあるのか? また判定方法,検査時期についてはどのようにすべきか?

H.全摘除術後の救済放射線療法および補助放射線療法

CQ1 前立腺全摘除術後の生化学的再発に対する救済放射線療法開始の適切なタイミングはいつか?

CQ2 前立腺全摘除術後の生化学的再発に対する救済放射線療法は有効か?

CQ3 前立腺全摘除術後の生化学的再発に対する救済放射線療法の照射線量と照射範囲はどのようにしたらよいか?

CQ4 前立腺全摘除術後の補助(アジュバント)放射線療法の適応,治療成績,照射線量,照射範囲はどのようなものか?

I.その他の放射線治療の適応

CQ1 骨転移による疼痛を緩和する目的での放射線療法は有効か?

CQ2 ホルモン不応癌での局所再燃に対する放射線治療は有効か?

第6章 薬物療法

1 前立腺癌における内分泌療法

2 Neoadjuvant hormonal therapy

3 MABの妥当性

4 再燃癌に対する薬物療法

参考文献

CQ1 根治術後に抗アンドロゲン剤を投与することは必要か?

CQ2 根治術後の PSA 上昇に対して内分泌療法は有効か?

CQ3 限局性前立腺癌に対して内分泌療法のみの治療は有効か?

CQ4 進行性前立腺癌に対して内分泌療法は有効か?

CQ5 内分泌療法開始時期について,早期と症状発現後とどちらが良いか一定の見解があるか?

CQ6 Maximal androgen blockade(MAB)は単独療法と比べて優れているか?

CQ7 Anti-androgen withdrawal syndromeの確認は臨床的に有効か?

CQ8 再燃前立腺癌に化学療法は有効か?

CQ9 内分泌療法を行っている前立腺癌患者にbisphosphonateの投与は必要か?

CQ10 内分泌療法の間歇的投与と持続的投与について,どちらが良いか一定の見解があるか?

CQ11 内分泌療法に伴う有害事象はどのようなものがあるか?

第7章 待機療法

1 待機療法の定義

2 進行性前立腺癌に対する待機遅延内分泌療法

3 限局性前立腺癌に対する待機遅延内分泌療法

4 限局性前立腺癌に対する PSA 監視療法

参考文献

CQ1 進行性前立腺癌に対し症状が出現するまで内分泌療法を遅らせることはできるか?

CQ2 限局性前立腺癌に対し,根治療法と待機遅延内分泌療法では生存率に差が生じるか?

CQ3 根治療法を前提としたPSA監視療法の対象となるような症例はどのような症例か?

CQ4 根治療法を前提としたPSA監視療法の場合,観察期間および観察項目は何が適当か? また二次治療に移行する際の基準をどう決めるか?

CQ5 臨床病期およびGleasonスコア別にみたPSA監視療法の位置づけは?

CQ6 近年ではlow riskの前立腺癌が多く発見される傾向にあるが,PSA監視療法を選択する患者は増加しつつあるか?

第8章 緩和医療

1 前立腺癌における緩和医療

2 疼痛対策

3 脊髄麻痺

4 局所症状

5 水腎症に対する対策

参考文献

CQ1 前立腺癌の骨転移による疼痛をどう管理するか?

CQ2 前立腺癌の脊椎転移から脊髄麻痺をきたした場合の対処法は?

CQ3 進行性前立腺癌による尿路症状(排尿困難,血尿)の対処法は?

CQ4 前立腺癌の進展に伴う水腎症から腎機能低下をきたしている合にどう対処すべきか?

このガイドラインは、作成団体/作成代表者および発行元より許可を得て掲載しています。

書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。

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