歯に原因がない歯痛 Minds版やさしい解説

歯に原因がない歯痛とは?


患者さんが歯科医院を受診する主な目的は、歯や歯の周辺の痛みであるといわれます。
しかし、歯やその周辺組織が痛みの原因でない場合があります。
今回は、この「歯に原因がない歯痛」について解説します。


歯や歯の周辺の痛みの原因

1)歯に原因がある歯痛〔歯原性歯痛〕
歯そのものの痛みや歯の周りの組織の痛みです。歯原性歯痛(しげんせいしつう)といいます。
原因は、むし歯〔う蝕(うしょく)〕や歯周病などであり、歯科治療が行われます。


2)歯に原因がない歯痛〔非歯原性歯痛〕
非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)といいます。
痛みの原因は、顔面の筋肉の凝りや顔面を通る神経が圧迫される場合、骨の炎症などさまざまです。歯以外に原因がある場合、歯科医院では診断が難しいことが少なくありません。

角1 角2
   
<歯以外の歯痛の原因・部位>  
 
顔の筋肉やこれを覆う筋膜  
顔の神経  
頭痛  
心臓の病気  
上顎洞*1(じょうがくどう)の病気  
精神疾患または心理的な要因  
不明  
角3 角4



歯に原因がない歯痛の頻度(診療ガイドラインのデータより)
歯科医院を受診する患者さん50人のうち、歯痛を訴える患者さんの割合は33名(66%)、この中で、歯に原因がない歯痛の割合は3名(6%)と報告されています。

角1 角2
  *1上顎洞(じょうがくどう)とは ■  
副鼻腔のひとつで、ほおの上の方にあります。

副鼻腔は鼻腔に通じている4対の空洞のことを指します。

上顎洞の炎症は歯の痛みとして感じられることがあります。

角3 角4

 

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