卵巣がん Minds版やさしい解説

どんな人がかかりやすいの?


卵巣がん発症の直接の原因ははっきり分かっていません。
ただ、卵巣がんの患者さんは閉経後に発症しやすいといわれています。

また、排卵の回数が多かったり、未産婦、早期初潮〔正式には初潮を初経といいます〕、晩期閉経なども、がんの危険性が高まるといわれています。
このほか、家族が卵巣がんや乳がんにかかったことがある場合なども、卵巣がんにかかる危険性が高いようです。

以下は卵巣がんの危険因子です。

角1 角2
   
  <卵巣がんのおもな危険因子>  
閉経後
排卵回数が多い〔未産婦・早期初潮・晩期閉経〕
食生活の欧米化〔高脂肪〕
肥満
チョコレート嚢胞(のうほう)*2
遺伝性〔家族が卵巣がん・乳がんにかかったことがある〕 など
角3 角4
角1 角2
  *2チョコレート嚢胞(のうほう)とは ■  
正式名称は子宮内膜症性卵巣嚢胞(しきゅうないまくしょうせいらんそうのうほう)といい,ここからがんが発生することが分かってきています.
嚢胞(のうほう)とは液体が入った袋状のものができる病態で,卵巣の場合,出血した血液が古くなりチョコレート色のようになるためこの名がつけられています.
ここから発生するがんは、抗がん剤が効きにくい明(めい)細胞がんという珍しいがんが多いといわれます.
角3 角4



 

 
 
 
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