妊娠出産 Minds版ガイドライン解説
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ガイドライン作成委員より皆様へ | ||
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医学用語解説 | ||
![]() | 声門 (せいもん) | 声帯と声帯の間にある隙間のことです。声帯とは喉の奥にある発声器官で、声門を空気が通り抜けるときに声帯が振動して声が出ます。 |
![]() | バルサルバ法 (バルサルバほう) | 赤ちゃんを産む時、深呼吸をして息をためて、口を閉じ、のど[声門]を閉じて、便を出すようにいきむことです。長くいきむと産婦の酸素の濃度が低くなります。 |
![]() | 分娩第2期 (ぶんべんだい2き) | 赤ちゃんを産む分娩期の中で、子宮の出口が完全に開いてから、赤ちゃんが産道を通り、生まれてくるまでの期間を分娩第2期と呼びます。通常は30分〜1時間かかります。なお、分娩期は第1〜3期に分類され、規則的な陣痛が始まってから子宮の出口が完全に開くまでが第1期、赤ちゃんが生まれた後に胎盤が出てくるまでが第3期になります。 |
![]() | 有用 (ゆうよう) | 治療法や処置の有効性が高く、安全性にも問題がないことを有用といいます。 |
![]() | 第2期分娩遷延 (だい2きぶんべんせんえん) | 子宮の出口が完全に開いているのに、赤ちゃんがなかなか生まれてこない状態です。なお、規則的な陣痛が始まってから、赤ちゃんが生まれるまでの時間が長引くことを分娩遷延といい、子宮の出口が完全に開いてから赤ちゃんが生まれるまでの分娩第2期が長引くことを第2期分娩遷延といいます。 |
![]() | 胎児機能不全 (たいじきのうふぜん) | おなかの中の赤ちゃんに届く酸素の量が少なくなり、赤ちゃんが弱ってしまうことです。赤ちゃんの心拍数、つまり心臓の動きを測定することで、赤ちゃんの健康状態をチェックすることができますが、胎児機能不全になった赤ちゃんの心拍数は、著しく遅かったり、逆に早かったりします。 |
![]() | 胎児心拍異常 (たいじしんぱくいじょう) | おなかの中の赤ちゃんの心拍数、つまり心臓の動きに異常が生じることです。赤ちゃんの正常な心拍数は1分間に110〜160拍とされていますが、それよりも心拍が早くなったり遅くなったり、心拍の間隔にばらつきが生じたりすると、心拍異常とみなされます。 |
![]() | 分娩経過 (ぶんべんけいか) | 赤ちゃんが生まれるまでの過程のことです。分娩とは、規則的な陣痛が始まってから、赤ちゃんが母親のおなかの中から生まれ、その後に胎盤が出てくるまでを指します。 |
![]() | 共圧陣痛 (きょうあつじんつう) | 子宮の出口が完全に開いて、赤ちゃんが生まれてくる分娩第2期に、赤ちゃんが産道を下降すると自然に感じる我慢できないいきみのことです。お産が進み赤ちゃんが出口近くに下降すれば、共圧陣痛によって赤ちゃんは子宮から外に出やすくなります。 |
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(旧版)科学的根拠に基づく「快適な妊娠出産のためのガイドライン」 RQ8